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文章の特徴を分析して個人を特定

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文章の特徴を分析して個人を特定するプログラム
によると、「ネット上の書き込みを大量に研究し、用語的な特徴や意味論的な特徴、文体構造的な特徴などを分析することで、(中略)95%の精度で、複数の書き込みを同じ執筆者によるものと判断できる」のだそうです。

この『Dark Web』プロジェクトは、「テロリストが作成したすべてのウェブ・コンテンツを系統立てて収集、分析することを目的」としている、ということなので、日本で問題となっている闇サイト対策にも応用できれば幸いなことです。もともとオープンな社会を志向しているインターネットが、その匿名性を悪用され犯罪に巻き込まれるリスクを増大させているのは、不幸なことだと思います。

私自身、別のブログサイトを持っており、違うモードで違うネタを書いていますが、モードの切り替えは、「だ・である」調か「です・ます」調かで切り替えているつもりです。単純にネタだけの変化だと、物の見方が切り替わらず、どういうスタンスでネタを見ているかを文末の言葉で変化をつけています。ただ、一方を書いた後に、すぐ他方を書くという器用なことは出来ません。

ただ、使っている用語や句読点の使い方や漢字の比率などは、似た傾向があり、同一と判断されるのかも知れません。裁判では筆跡鑑定が使われますが、そのうち文章特徴鑑定なるものが登場するかも知れません。いづれにしても、匿名性が悪用されることに対策が施されるのは、歓迎すべきことだと思います。

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