あーあ・・・やっぱ博打はプロでさえ時々失敗してしまうのよね。
「リーマンよ、お前もか・・・」ううっ、もう金融営業は感覚的に4割減です。仕事がとれないの前に、人の出入りが少ない。ヒマです・・・泣
AIGへ公的資金投入、メリルリンチ救済合併、UBSも経営不安?・・・などなど、ネガティブニュースのオンパレード。
そういえば、昨晩は飲み屋も激ヒマ、超ヒマでしたね・・・ガランガランです。
金融不況は、一に金融機関の財務体力を奪います。破たんすると預金その他金融資産が消し飛んでしまいます。
消し飛ぶものには投資商品が含まれます。こちらは個人顧客だけでなく、法人顧客の依存率も高いし、当然、消し飛ぶ額も大きい。
リーマンのような個人顧客の場合、基本的に個人顧客は少ないし、いても富裕層に限られます。厳密には仲介金融機関を通じて、普通の個人顧客も、投資に参加することはできますから、そういう人たちの資産も、投資仲介業務を行う企業を介して、投資商品に参加していることになりますが、ぱっと見、お役所からは「個人顧客を扱っている金融機関」とは見えづらい。なので、リテールも扱っている金融機関、例えば富裕層フォーカスのメリルリンチは救済合併のような延命が可能だし、AIGもマス・リテールに保険商品を売っているわけですから、
こちらは堂々と公的資金の恩恵を受けることができます。まあ、全資産が担保化されてはしまいますが。
こうして、リテールから相対的に一番遠いリーマンは、かわいそうに、他資本や公的資金から見限られてしまったのでしょうか。日本法人も2000億円近い損失を抱え、破たんです。なんか空しいですね。
これは人に聞いた話なので、信憑性は若干自信がないのですが、・・・それによればリーマンショックで100兆円を超える金融資産が全世界で消失するなんて噂もあります。個人的には乱暴に試算すれば、その額には妥当性というか、納得感もあり、・・・でも、AIGその他、今後起きること不可避のリストラとか、さらに発生するはずの損失を計上していくと、そのレベルをさらに超えることもありえますからね。
私も昔商品先物とか手を出して、8桁レベルで借金を(しかも1か月間で・・・泣)
やっぱりね、そのとき(今よりさらに)素人なワタシは思ったのです。
「博打はプロがやるもんだ。プロだって負けるんだ。誰かが負けなきゃ儲かる人も出来ないんだから。でも素人が博打やって勝てるはずもない。」
ビギナーズラックとはいいますが、そんな局所的幸運を説いてもしかたないですね。
ただ、ただただ、・・・私はこうも思うのです。
「投資のプロが博打商品を開発し、そしてプロのくせに負けてしまう(損失発生)。それって、プロのプロたるレベルが、以前より、低品質、能力低下をしているんじゃないだろうか・・・」
と・・・こんな世界規模で大ショックを発信してしまうようなNEWSが起きてしまうのって、やっぱり投資のプロなのに、プロとして道を誤り、判断を怠り、そしてプロとしてあるまじき失敗をやらかしているってことじゃあないかと・・・40代の私が言うのはおこがましいとは思うのですが、・・・それでも、やはり「そういう世代が世界を動かす、大きなリスクを握る時代になってしまったのかなあ・・・」とネクスト・ジェネレーションを憂う気持ちになってしまうのでした・・・