しぶといなぁ・・・(って言うワタシもしつこい^^;)
マイクロソフト社+投資家アイカーン氏から提示された共同買収提案はヤフーがあっさり拒否!
個人的には、まず大反対を唱えているのがヤンCEOなんだから、「経営陣の刷新」が前提になっている提案を「敵対」せずに呑ませるのであれば、「1株33ドル以上での身売り」を異論なしに呑んであげる以外に策がないんじゃないかと思いながら見守っていました。
確かに、経営コンサルの端くれとして言わせていただければ、ちょっと高いんですけどね。33ドル・・・
(個人的感覚的な試算では、2ドルくらいかな・・・)
ボストック会長が「株主に最良利益とならない取引には応じない」と述べたことからも、多分、経営陣の刷新とこの売却価格の天秤は、自分達のプライドにかけて、絶対譲れないのでしょう。
ここまで来ると、何度もプロポーズして何度も振られる(笑)この図式を前進させる方策は、やはりヤフーの株主の意向は全体的にどうなのか、一部の声高な人達以外が、総括すれば主にどういう考えで、何が希望や期待で、現状に何か不満があるとしてそれは何なのか、もっと言えば株主は本当に現経営陣に満足なのか(或いは交替しても別に構わないと思っていたりするのか)、そもそも買収自体不要と思っていたりしないのか(或いは買収いいじゃないかと賛同しているのか)、・・・その辺が明らかにされるしかないように思えます。
充分な交渉なしに事をクローズ(完了)させないのが、良くも悪くも米国流のM&A手法とは思います。
ただ、今回は、・・・何度も交渉し、時間をたっぷりかけてしまっているところに、本質的に双方が結局のところ、多大な経営体力を(財務面含め)拠出してしまっているところが、なんとも効率の悪いコスト支出のような気もしますが、考察間違ってますかね・・・??
私の場合、「何よりスピード重視、スピードこそ最重要な品質指標」が信条なもので・・・もう、もどかしくて(爆)。まあ、そういう局所的日本人発想では、これくらいの大イベントは簡単に解決もできないのでしょうが・・・
いずれにしても、そろそろ別の場所から「大御所、登場!」でもないと、結論が出そうにない気がします・・・