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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

「涙の謝罪」と報じるメディアもメディア、当人同様に常識を疑う。

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昨日のNEWS、皆さんご存知と思いますし、あんまりこういうトピックを弊ブログに書きたくないけど、・・・でも、これは正直、個人的には極めて遺憾な事象だったので、一言言わせていただきたく存じます。(ですからファンの方々には真逆のメッセージになりますので、きっと不快になられる方も多いと思います。お読み飛ばしいただいて結構です)

まず、当人の稚拙な発言と謝罪の仕方について。

そもそもが、「35歳」という年齢の線引き。

しかも、羊水が「腐る」なんて、通常NGワードになって然るべきくらい稚拙な言葉遣い。

35歳で線引かれたらうちの家族・親戚、友人・知人、いっぱい傷つく人が既にいます。

だから、世間一般で言えば、そりゃあ不快だと思います。

・・・Fテレビであんな謝罪したくらいで本件は終わりでいいんでしょうか。

問題になった当初は、当人とN放送のHPから謝罪コメントを出したとは聞きましたが、リスナーに対してHPのみで謝罪という姿勢も個人的にはわからない。ラジオでも言うとか早期にいろいろしとけばよかったのに(現時点までにはしたのかも知れませんけど)。

・・・残念ですが今の盛り上り方は、新聞紙面でも謝罪コメント載せろくらいの勢いですね。もっと早くに丁寧な対応していけば良かったと本当に感じます。

(私の得意領域でもエントリしているとおり、火がついたらまず「全力で」速攻で対応が一番いいと信じてますので・・・)

そもそも、N放送も、当の番組部分が「生」じゃなくて「録画」だったそうですから、それをチェックせずにスルーして流してしまったのがさらに驚き。

(これについては、あの番組が生と信じていた不肖には別の驚きもありましたが・・・)

昔話なので今更文句を言うつもりはありませんが、新卒の採用面接でFテレビに行きました。斜に構えた面接官数名から、華奢で地味だった不肖に対し、面談の中で非常に屈辱的な質問や印象を言われ嘲笑され、若造なりに傷ついたことがあります。当時はそんな行為をする曲がったオトナを裁く法律もなかったし、おかげさまで道を変えて立派なコンサルタントの一人になれたっぽいので(笑)、今となってはどうでもいいことですが、・・・そんな体験もあり、今回もどっちかというとメディアは良いPRの機会なんじゃないかと思うくらいの段取りを謝罪ついでに含ませている部分が、少なくとも私にはそんな匂いが感じられます。

Fテレビは別に悪いことしてないですけど、N放送と当人については、今回たった1回謝罪しただけで終わりじゃなくて、継続的にその反省の姿勢をみせることが大事だと思います。くどいですが、つまりこれからが大事なので。

(好意的に言えば、クレームに真摯に対応することこそ、本当の理解者をつくる道のはずです・・・)

結局だらだら書いてしまいましたm(_ _)mが、なぜここまで不快だといいたいかというと、今回当人のみが批判のターゲットになっている気がしますが、それはそうだけどこの発言を世間に流してしまった企業側の責任も大きいと思うのです。

芸能人だって、年齢が年齢でオトナからみて子供な言動をすることは充分リスクとしてあるわけで、それを企業側が支えないとビジネスが成り立たないと思いますが、どうなのでしょうか。

どうしても発言者当事者ということもあり、一般大衆からの批判は個人へ集中してしまうんだけど、冷静に考えたら、なんでこんな発言をスルーしたのか、その後のフォローがなんでこんな「様子見」作戦だったのか、その関係者の稚拙さももっと批判されていいように思います。

真面目に取り組んでいる社員の方々や、ファンの方々には申し訳ないですが、私個人も1国民、1聴視者として、本件はとても不愉快だったのです。私のコメントを不愉快に感じる方々もいるかもしれません。だとしたらすみません。でも、本件は、当人が平謝りするのは当たり前の当たり前で、さらには企業側の責任ももっと問われるべきなんじゃないか、と思いました。

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