「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　最終日も含めて、4日中3日が雨。最終日は、ほとんど止むことがありませんでした。
　そんな中でサザンは、47曲を歌い＆演奏し続けてくれました。感謝の至りです。

　30周年で通過途中と言い続ける桑田さんと一緒に踊るメンバー。I'm your singerで踊りながら登場したケガニこと野沢さん。嬉しかったですねぇ！

　感激はここまでにして、このイベントをプロジェクト的に見てみたいと思います。まず、4日間×7万人＝28万人です。日産スタジアムという地の利から考えても、すごい動員数です。
　まず、イベントとしての構成が素晴らしいです。雨はやむを得ないとしても、雨が降ったことを想定した音響機器や照明。花火も不発無く、キレイに見えました。
　また、7万人をきちんと案内し、更にイレギュラーに対応する能力です。私の娘がトイレに行きたくなった際に相談したスタッフの方は、「私が案内します」と言って、混雑の中を娘を連れて行ってくださいました。その対応が正しい判断だったのかどうかは分かりません。ですが、私や娘にとっては、とてもありがたい対応でした。
　いろいろな（こんなに大規模ではないですが）イベントを企画・運営する人間として、イレギュラー対応のマニュアルが、一番難しいです。個々人の能力に依存することが多いですし。
　ちゃんと出来て当たり前。ちょっとミスしたり、参加者の賛同を得られない判断をすると「なんだよ、ちゃんとやれよ」という反応が来ます。出来ないときはぼろくそ、といった具合ですよね。
　そう考えると、今回のスタッフィングも含めて、企画段階からちゃんと練られているな、という印象を受けました。
　イベントは、企画が大事であり、関係者を一同に集めたキックオフが重要です。プロジェクトでキックオフというと、飲み会のことだと勘違いする方もいますが、それはそれ、ちゃんとキックオフという会議を行い、メンバーの齟齬や誤解がないようにしておくことが重要です。
　これは関係者が多ければ多いほど、ですよね。とても大事です。

　整理しきれませんが、サザンの最終日。自分にとっても大きな節目になりました。