「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　週末は、子供の小学校の学園祭でした。土曜日は学芸会、日曜日は展示会だったわけですが、学芸会や運動会となると登場してくるのが、ビデオを抱えたお父さんたちです。
　カメラもそうなのですが、ファインダーを覗いていると周りが目に入らない、というデメリットがあります。もちろん、ファインダーを覗きながらも周りに気を配る方もいらっしゃるのですが、僕の体感では極僅かかな、と。大半は、全く気付かない人たちだと感じています。
　話が逸れますが、ダイビングをしている際にも、ビデオやカメラを抱えた人は、自分の被写体に夢中で、フィン（足ひれ）で砂をかき回していたりすることが往々にしてあるわけです。
　学芸会でも同じで、良い場所を陣取ってビデオを設置し、自分の娘や息子が登場してくると、三脚を高い位置まで持ち上げて、中には立ち上がって撮影していたりします。となると、当然後ろに座っている人には何も見えなくなってしまい・・・。
　孫の顔を見に来たおじいちゃん、おばあちゃんもいるわけで。しかしその日は、そういうお父さんのおかげで、（他の家族の）車いすで見に来たおばあちゃんは、ビデオを撮影する他人の背中を見ることしか出来なかったようです。（帰りの電車で聴いた話ですが）
　学校の保護者という、ある一定の常識の中で運営されているものでも、こういった一握りの方々の行動によって、・・・になってしまうものなんですね。