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米国東海岸発、とあるソフトウェア開発者のよもやま話

Notesの次期バージョンがやってきます。 IBM Lotus Notes Social EditionとNotes App Plug-in (その1)

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Lotusphere 2012で発表になった次期バージョンのNotes、IBM Lotus Notes Social Editionはどうなるのかなどについて、少々書きたいと思います。

IBM Lotus Notes Social Edition

現在のIBM Lotusのフォーカスは、「ソーシャル」です。Lotus製品のすべてにソーシャルテクノロジーを適用しようとしています。Notesの次期バージョンでもソーシャルがフィーチャーされます。現在開発中のLotus Notes 8.5.4をベースに、今のSocialアプリケーション技術として知られるOpenSocial 2.0のオープンスタンダードをNotesに適用したのが、このIBM Lotus Notes Social Editionです。

私としては、気になった機能はだいたい以下の感じでしょうか。

- Homeページのアップデート
ConnectionからのActivity Streamsや、メール、 Day-At-A-Glanceなどの新しいセクションが表示されます。Activity StreamsはTwitterのタイムラインやFacebookのニュースフィードなどが有名ですが、IBM Lotus Notes Social Editionでは、IBMのソーシャルソフトウェアであるIBM ConnectionsのActivity Streamsを使っています。(下のスクリーンショットではHomeページがIBM Lotus Notes Social Edition上で表示されています)

- Embedded Experienceの採用
OpenSocial 2.0を採用することによって、メールやドキュメントの中にWebアプリケーションを埋め込む(Embedする)ことができるようになります。XPagesも埋め込みアプリケーションとして動くことができるので、XPagesの内容がメールのボディーの中に直接表示されることができるようになります。Embedded Experienceにより、Notesのメールやドキュメントのなかに直にWebアプリケーションを表示すうことができ、別のウェブブラウザーのタブでWebアプリケーション開くことなく、Notesのメールやドキュメント内で埋め込まれたWebアプリケーションを操作することができるようになります。このEmbedded ExperienceのテクノロジーはiNotesにも搭載されていきます。

Notesはもともと、Notes8から、Eclipse/Lotus ExpeditorのデスクトップJavaの上で動くようになりました。なので、Eclipse SWTなどのAPIやEclipse UIなどのAPIもほとんど使えます。SWT Browserのテクノロジーを使って、Notesにウェブブラウザーを埋め込み、そこにwebコンテンツを表示し、さらに、OpenSocial 2.0のコンテナーであるShindigを使うことによりEmbedded Experienceが実装されています。

このOpenSocial/Embedded Experienceの開発チームは新しくできたチームで、今Lotus Notes/Dominoの中でももっともホットなチームのひとつです。

- Lotus製品共通の新しいUI テーマ、ルックアンドフィール
今までのNotes8.5.xでは青っぽいUIでした。それらのUIテーマ、ルックアンドフィールは、Expeditor,  Sametimeなどのデスクトップ製品、iNotesなどに使われていました。今回、Lotus Notes Social Editionでは、新しいUI テーマ、ルックアンドフィールになります。下のスクリーンショットでは黒いOpenボタン、アプリケーションタブ、または、Homeページのバックグラウンドが白いなど、これらが新しいUIテーマです。白や黒をメインに使ったUIテーマになっています。現在Lotus製品でこの統一したUIテーマを使おうとしています。今回のUIテーマのアップデートはその一環です。

Notesで使われているExpeditorのAPIで、Javaで書かれたUIウィジェットはcssを使って、色やボーダーラインなどのスタイルを変えることができるようになっています。IBM Lotus Notes Social Editionでは、このUIテーマのAPIを使って、新しいUIテーマを採用しています。今ではEclipseのSWTもUIテーマを変えることができますが、このExpeditorのUIテーマのAPIはEclipse SWTが実装するより前に開発されたものです。

Lotusnotessocialediton001

ということで、Lotusphere 2012で発表されたIBM Lotus Notes Social Editionについて、個人的に気になる機能をささっと見てみました。この他にも、IBM Lotus Notes Social Editionではいろいろなアップデートが含まれる予定です。

次は、NotesをNotesクライアント無しでウェブブラウザ上で表示する!?Notes App Plug-inのことを書きたいと思います。

ではでは。

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