ウェブが美しいのは「僕たちがコントロールできる世界だから」
ぼくは最近WordPressでサイトをつくって運営することが多いですが、
WordPressの創始者が来日して、講演を行った記事を読みました。
WordPressの創始者マット・マレンウェッグが来日、WordPressとウェブの未来について語りました – GIGAZINE
記事から一部引用します。
今、僕たちは歴史的瞬間に立ち会っています。何も行動をおこさなければウェブの世界はクローズド(閉鎖的)なものになってしまいます。TwitteやFacebookは僕たちをプロダクト(商品)と見ています。僕らは売られています。友達との会話をデータ化して広告主に売ってしまう。僕らは商材になっています。
ウェブが美しいのは「僕たちにフォーカスが当たっているから」です。「僕たちがコントロールできる世界だから」です。先ほど言ったとおり、WordPressは22%のシェアを得ました。でもまだ幸せとは言えません。78%も残っています。WordPressはもっと良いものを作らなければウェブをオープンな世界にしていけないでしょう。僕らの哲学をほとんどの人は分かってくれていないかも。みんな、ネットにつながればいい、動けばいいと思っています。
ぼくは、ブログやサイトをつくりたいという方には
無料のサービスではなく、WordPressをすすめることが多いですが、
それは、無料サービスだと、そのサービスの管理下に置かれて、
いろいろ制限が課せられて、自分のやりたいことができないことが多く、
また、無料といっても、結局代価として、
自分の個人情報やコンテンツをそのサービスに差し出して
利用させていることになるからです。
WordPressには多くのテーマ(デザインテンプレート)や
プラグイン(機能)が用意されているので、
自分のやりたいことを実現しやすいし、
ネットサービスの運営者の意向に振り回されることがなく、
サイトや内容を自分自身でコントロールすることができます。
もちろん、無料サービスの利用をやめる必要はないですが、
デメリットも意識した上で賢く利用して、
よりネットを活用するためには、
自分自身でコントロールできるブログやサイトを
つくってみるといいと思います。