そもそも視聴率で番組の人気度を単純比較することに無理がある
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「あまちゃん」の最終回の放送からすでに20日以上たってますが、
最近も視聴率を話題にした記事が出ていました。
意外すぎた「あまちゃん」視聴率 梅ちゃん以下の謎(徳力基彦):日本経済新聞
あれだけ話題になった「あまちゃん」の平均視聴率が
「梅ちゃん先生」以下だったのはどうしてかという話ですが、
そもそも視聴率は、リアルタイムで見ている人のみで、
録画で見ている人はまったく含まれてないので、
そんな視聴率だけで番組の人気度を
単純に比較しようとするところに無理があります。
視聴率は大雑把な目安にしかすぎません。
なぜ録画視聴率を調査してこなかったかというと、
録画で見る人は、CMはほとんど飛ばし見するので、
広告スポンサーにとってはあまり意味がないからです。
要するに、これまでテレビ業界や広告業界は、
視聴者よりもスポンサーのほうばかり
気にしていたということですね。
視聴者にとって本当にいい番組、役立つ番組、
面白い番組を番組をつくろうと思うなら、
本当に視聴者に見てもらえているかどうかを知るために
録画視聴率も含めた、視聴者に対する
番組の人気度の指標をつくるべきですが、
テレビを録画できるビデオが登場してから何十年もたっているのに
まだそういう指標ができてなかったというのは、
業界の怠慢としか思えません。
徳力さんの記事によると、
日本でもこの10月から録画視聴率の調査が
本格的に開始されているそうですが、
いまだに録画視聴率についての発表を見たことはありません。
早く番組視聴の実態をきちんと反映した指標が
使われるようになることが、
業界にとっても、視聴者にとっても望ましいと思います。
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