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触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

日本の中小企業の海外進出

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一昨日も書いたとおり、僕がロサンゼルスに住んでいたときにお世話になっていた
ビジネスコンサルタントの鶴亀彰さんが、
『ガイアの夜明け』に出るというので見てみました。

「町工場からお茶の間へ!~職人たちが大ヒット商品を生んだ~」というテーマで、
エンジニアという会社が開発した、どんなネジでもはずせるという
「ネジ・ザウルス」という工具を、アメリカ市場に売り込む仲介役として
鶴亀さんが出ていました。

アメリカだと恐竜は、コミックなどの影響でかわいらしいイメージになってしまうので
吸血鬼(バンパイア)のイメージで、
「バンプライヤーズ」という名称で売り込みましょうと、
鶴亀さんが提案していたのが印象的でした。

見ていて思ったのは、日本の中小企業のものづくりの技術は世界レベルなので、
今後も世界に通用する商品を出していくことは可能だろうけど、
やはり世界に売り込むためには、商品のローカライズを手助けする人が
必要になってくるということです。

もちろん今でもジェトロなど、そういうサポートをしてくれるところはありますが
鶴亀さんや、前にこのブログで書いた「ミスター豆腐」こと雲田康夫さんのような
実際に海外でビジネスをしてきた経験があり、
現地のことをよく知っている人からサポートが得られることが重要だと思います。

僕自身は、海外ビジネスに興味がある人たちの親睦団体である
一旗会の活動に関わっていますが、
最近はあまり海外に関連する仕事ができていないので、
もっと日本のモノや文化を海外に売り込むお手伝いをするような
仕事ができないかと思っています。

世界での発言力を強めるためには、核の保有も検討したほうがいいなどという
頭の古い政治家もいるようですが、
日本のいいモノ、いい文化を世界に広めて、もっと情報発信していくことが
世界の中での日本の存在感を高めていくためには大事だと思います。

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