Something New, Challenge Spirits and Patience
昨日は、私が代表を務めている一旗会Japanの会合で、
『豆腐バカ 世界に挑む』の著者で、豆腐を世界に普及させた功績で
農林水産大臣賞を受賞したこともある雲田康夫さんをゲストに迎えて
「売れないモノは俺に任せろ!」というテーマでお話を聞きました。
実は、雲田さんの2冊目の本のタイトルが『売れないモノは俺に任せろ!』です。
このタイトルで本が売れなかったら、面目が丸つぶれなので、
このタイトルはいやだったそうですが、
出版不況で、出版社にあまり営業してもらえないので、
自分でポスターをつくって、大手書店を回り、
ポスターを貼って本を平積みにしてくれるように頼んだそうです。
そうしたら、紀伊國屋書店さんが雲田さんの頼みに応じてくれて、
それがきっかけで紀伊國屋書店のベストセラーのチャートに入り、
地方の書店は紀伊國屋書店のチャートを参考にしているので
どんどん注文が入るようになり、
なんとか本が売れて、面目が立ったとのこと。
その話も含めて、豆腐やこんにゃくの売り込みで苦労したことなど
全体を通じて強調されていたことが、
“Something New, Challenge Spirits and Patience”です。
何か新しいことに、チャレンジ精神を持って、
粘り強く取り組むということですね。
「○○バカ」と言われるぐらいに情熱をもって考え抜き、行動すれば、
きっと成功するということです。
言われれば当たり前のことですが、
やはり長年の具体的な経験に裏打ちされた話は説得力があり、
すでに71歳という雲田さんのバイタリティーが伝わってきます。
僕は、すでに何度も雲田さんのお話は聞いていて、
内容はだいたいわかっていますが、それでも
いつも話を聞くたびに元気をもらえています。
雲田さんは、現在も全国の商工会議所で、
中小企業の経営者を相手に講演活動をされていますが、
今後も、日本の中小企業を元気にするためにも、
末永くがんばっていただけたらと思っています。