記憶より記録
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ちょっと前に「ほぼ日刊イトイ新聞」で、興味深い連載がありました。
五十数年間に渡り、2700冊以上のノートに絵日記をつけてきて、
その絵日記の中から抜粋したものをまとめた本
『はげまして はげまされて』が26万部の大ヒットになっているという
現在94歳の竹浪正造さんのインタビュー記事です。
正造さんは、続けるコツを聞かれて、以下のように答えています。
書くコツっていうのは、
まず、「記憶より記録」ということです。
忘れないつもりでも忘れますから、
メモをとって、それをあとでまとめる。
そういうようなことで、
わたしはずっと、
がんばって書いておりますよぉ。
そういうことです。あとは、そう、がんばることです。
「これで終わりだ」
っていうような、悲観的なのはダメだな。
前向きに。
死ぬまで描けるならば描いてみる!
そういうような覚悟でがんばってるわけさな。
「その4 つづけるコツは…。」より
せっかくいろいろな経験、体験をしても
記録しておかないと、記憶自体があいまいになったり、
思い出せなくなったりしてしまうので、
「記憶より記録」というのは、その通りだと思います。
正造さんにとって絵日記をつけること自体が生きがいになっていて、
それが94歳まで長生きできている原動力の一つに
なっているのではないかという印象を持ちました。
自分史をまとめたり、記録をとったりすることの重要性について
よくわかる内容なので、ぜひ読んでみてください。
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