オルタナティブ・ブログ > 点をつなぐ >

触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

ユーザビリティテストは重要だと思うけど

»

「百式」の田口さんが書いた、「起業家に告ぐ、ユーザビリティテストを使え」という記事を読みました。田口さんが開発運営している「ドットインストール」を例に、ユーザビリティテストのやり方を具体的に説明していて、ネットサービスやアプリなどを開発運営している方はぜひ読んでおいたほうがいい内容です。弊社で運営している「Histy」「eQuiz」では、リリース前にこのようなきちんとしたユーザビリティテストはしてなかったので、まさに痛いところを突かれたなという感じです。

一方で、場合によってはユーザビリティテストをやらないほうが、とんがった面白いサービスがつくれるのではないかとも思っています。最近『大手メーカーが作らない「B級」iPhoneのゲームが売れる50の理由」という本を読んだのですが、著者のRuckyGAMESさんは2人の開発チームで、今までiPhoneのゲームアプリをトータルで90本つくり、400万ダウンロードだそうです。「i大富豪」「MY NUMBER PLACE」といった定番的なゲームのほかにも、「i刺身」「i節分」「リーゼントVSトロンボーン」といったユニークなゲームを出しています。RuckyGAMESさんのやり方は「自分の遊びたいものを自由に作る」とのこと。この本は文章のノリも独特でちょっとおちゃらけているので、まじめな人は読むのを避けたほうがいいですが(笑)、発想力を刺激するにはいい本だと思います。

個人的には、まずは自分が欲しいもの、使いたいもの、つくりたいものに徹底的にこだわってつくってみたほうがいいのではないかと思っています。もちろん独善的にならないように、ほかの人の意見を聞くことも大事だし、リリース後に改善を重ねていくことも重要ですが、自分なりの思いや志、ビジョンを持って、そこにこだわってつくっていくようにしたいですね。

Comment(0)