アイデアは複数の問題を一気に解決するもの
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以前に「「未来を考えるために見ておきたい映画『セヴァンの地球のなおし方』」というエントリーを書いたのですが、昨日、この映画を見てきました。
1992年にリオデジャネイロで行なわれた環境サミットで、大人を感動させる伝説のスピーチを行なった当時12歳の少女、セヴァン・スズキの現在の活動と、日本とフランスで「食」を中心に環境を守る活動をしている人々を追ったドキュメンタリー映画です。期待にたがわず、とてもいい映画でした。映画が完成したのは昨年ですが、まるで福島の原発事故を予見していたかのように、日本での原発建設反対運動や、美浜原発、フランスの原発なども取材していました。今だからこそぜひ見てほしい映画です。
個人的に興味を持ったのは、映画で紹介されていた、福岡県の古野農場がやっている合鴨農法によるオーガニック米の栽培です。田植えの時期に、田んぼに合鴨の雛を放すことで、雛が害虫を食べてくれて、その雛の糞が肥料になり、また合鴨が泳ぐことで根にいい刺激になって肥料分の吸収がよくなり、通常よりも収穫量が増えるそうです。また成長した合鴨は畜産商品をして売ることもできます。一石で何鳥にもなる面白い農法ですね。
以前に「ほぼ日刊イトイ新聞」の任天堂の岩田社長のコーナーで読んだ「アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである」という言葉を思い出しました。この合鴨農法のような、複数の問題を一気に解決できるアイデアを考え、実行できるように精進していきたいです。