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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

BYODなiPadで会社のWindowsパソコンを操作したい

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弊社と同じ横浜市に本社がある株式会社三技協さんは、特徴がある製品を出している会社です。同じ横浜市内ということもあり、以前からお付き合いさせていただいています。

私はシンクライアント大好き人間です。2008年に「社長さん、シンクライアントはいいですよ~ (前編)」「社長さん、シンクライアントはいいですよ~ (後編)」を書きました。2010年には「【Windows7】パソコンの買い換えに投資するのはちょっと待った!」で三技協さんのUSBメモリ型シンクライアント製品をご紹介しました。

2008年当時はシンクライアント自体の是非が議論されていました。それから7年過ぎて、LTE等の高速モバイル回線が普及する一方で、ノートパソコン内にあるデータのセキュリティ管理の重要性が高まりました。加えてパソコン、タブレット、スマートフォンなど1人で複数台の機器を使い分けることや、BYOD(個人所有の機器を仕事で使うこと)が普通になりつつある状況です。

今やまずシンクライアントで考えるところからスタートするのが自然な流れでしょう。

これまでは持ち出すパソコンの上にシンクライアント環境を構築して、その中で業務用のWindows環境を使うというやり方が一般的でした。Windowsパソコンの1つの窓の中で別のWindowsデスクトップを操作するイメージです。この仕組みは、Windowsのライセンスが2つ必要になります。屋上屋を重ねるようで、Windowsライセンスのコストが無駄な感じがします。

三技協さんの新製品「PF-V Client for iPad」は持ち出し側にWindowsパソコンではなくiPadを使えるようにする製品です。社内側に「Platform V System」を設置して、外出先のiPadから社内のWindowsパソコンを操作できます。画面の下半分にWindowsのファンクションキー等があるソフトウェアキーボードが表示され、上半分に社内パソコンのデスクトップが表示されます。社内パソコンを遠隔操作するだけですから、iPad上に業務データは残りません。

これならパソコンとiPadの2台を持ち歩く必要がなく、BYODでセキュリティーの高い環境を構築できると思います。

シンクライアントって、本当にいいですね。

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