来年はNetCommonsがもっと熱い(確実)
ちょうど1年前に「来年はNetCommonsが熱い(予定)」のタイトルで書きました。
あれから1年過ぎました。
NetCommonsの累計ダウンロード数は、2009年11月現在で19,378件を超えています。これは2008年に出たバージョン2.xのみの数字です。弊社はNetCommonsのインストール手順書を、自社サイトで無料公開しています。こちらのダウンロード数は、今年の8月以降の各環境の合計で1,525件となりました。これだけの人がNetCommonsに興味を持って、実際にインストールしようとしているということです。しかもダウンロード数は右肩上がりで伸びています。
NetCommonsのこの1年を振り返ってみると、8月に初めての書籍が出版されました。同じく8月に開催されたユーザ会は、400名を超える一般参加者と企業ブースの出展があり大盛況でした。
10月には、情報処理推進機構が今年から始めた「日本OSS奨励賞」の第一回目受賞者としてNetCommonsプロジェクトが選定されました。
11月にNetCommonsの最新版2.2.0.1がリリースされて、さらに機能が強化されました。
そして1年の締めくくりのイベントとして、12月21日に国立情報学研究所でNetCommonsの解析講座と研究会が開催されました。
カスタマイズの実用的TIPS集を説明する解析講座に続いて、研究会で各社から事例が発表されました。1年前と比べて事例が充実してきて、利用者の層と厚みの拡がりを感じました。研究会の後は同じビルのカフェテリアで交流会となりました。8月のユーザ会以来の大きなイベントということで、地方から参加された方もいて大いに盛り上がったのでした。
この1年の日本は結果として不況とデフレでした。オープンソースソフトウェアを使って低コストで柔軟なITシステムを構築するやり方は、このような経済状況で注目すべき解決策だと言えます。
弊社は来年はNetCommonsを企業内グループウェアとしてアピールして行きます。来年のNetCommonsは熱い(確実)ですよ。
興味のある方は、1月8日に東京飯田橋で開催される無料公開セミナーにぜひご参加ください。