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【Jimdo】すぐに使えるCMSで自社のホームページを作る

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株式会社KDDIウェブコミュニケーションズの無料のオンラインホームページ作成サービス「Jimdo(ジンドゥー)」日本語版が始まりました。

ホームページを持っていない中小企業は、今でも多く存在します。KDDIウェブコミュニケーションズは、その原因が、ITの専門知識がなくてもホームページを持てるサービスがないことにあると考えました。Jimdoを利用することによって、今までホームページを持てなかった中小企業も簡単にホームページを持つことができるようになります。

Jimdoの特徴は、CMSの中に多くのテンプレートが用意されていることです。テンプレートのデザインは豊富に用意されていて、自由に選ぶことができます。簡単な操作で完成度の高いWebサイトを構築できます。HTMLの知識があれば、さらに自由度が高いカスタマイズも可能です。詳細はこちらにレビューがあります。

Jimdoには、FreeとProの2種類のラインナップがあります。

Freeは無料です。500MBのディスクを利用できます。ブログ、SNS、フォトギャラリー、アクセス解析、メールマガジン、外部サービスとのマッシュアップなどの機能が含まれます。

Proは、月額945円かかりますが、5GBのディスクを利用できます。Freeの全機能に加えて、独自ドメイン、Eメール、高機能アクセス解析などが使えるようになります。

FreeとProの大きな違いは、Freeには広告が入ることです。一般企業で使う場合は独自ドメインを使うのが普通ですから、自動的にProを選択することになると思います。

以前にマイクロソフトのOffice Live Small Business(以下、MS OLSB)をご紹介しました。

MS OLSBとJimdoを比べると、MS OLSBは顧客管理、ファイル共有、グループウェアなどの機能がありますが、ブログやSNSの機能はありません。Webサイトとメールだけ必要な場合は、Jimdoの方が使い勝手がいいかもしれません。MS OLSBも無料版がありますので、試しに両方を使ってからどちらにするか決めればよいでしょう。

JimdoやMS OLSBは、いわゆるクラウドサービスです。サインアップさえ済ませれば、サーバーの設置やソフトウェアのインストールを気にすることなく、すぐに使い始めることができます。用意されたテンプレートから選べば、HTMLの知識がなくても見栄えのよいWebサイトを自分で作ることができます。

このようなサービスが普及してくると、SI会社やWeb制作会社はビジネスが厳しくなる所が出てきそうです。プロはプロらしく、さらに高みを目指して精進しないといけなくなります。厳しいですね。

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