温泉旅艦ヤマト発進!
以前に紹介した和倉温泉の加賀屋は、4月28日より予定通り営業再開しました。
和倉温泉は交通機関も復旧して、観光に支障ないとのことですが、全体で予約が落ち込んでいるようです。連休中の旅行先がまだ決まっていない方はいかがでしょうか。
今回は、連休中ということで軽めの話題を。
団塊世代の定年退職に向けて期待が高まっている業界の一つに、豪華客船でのクルーズがあります。1週間程度で日本近海を回るようなクルーズに人気があるようです。日本最大級のクルーズ船「飛鳥II」(全長241m)は、六本木ヒルズ森タワー(238m)を横倒ししたくらいの大きさです。まさに豪華客船にふさわしい迫力です。
クルーズ文化は欧米から来ているため、一般的に船内の作りや過ごし方は洋風です。浮かぶホテルですね。日本人の年配者には、長期のクルーズになるとちょっとツライかもしれません。
飛鳥IIでは、前身の「クリスタルハーモニー」から改装した時に大浴場や和室を増設したそうですが、ここは一つ、日本の伝統文化を海外に広めるためにも純和風のクルーズ船はいかがでしょうか。
「千と千尋の神隠し」の湯屋をそのまま船に載せた、浮かぶ日本旅館のイメージです。艦内の廊下は畳にして、浴衣や丹前で出歩けるようにします。国内の寄港地で現地の温泉を給水して大浴場で使います。船に乗ったまま日本中の温泉が楽しめます。
しかも、温泉旅艦は噴火や地震などで予約に影響を受ける心配がありません。危なくなったら即移動です。
最近は外国の旅行者で和風旅館に慣れている方も多いようです。北海道の観光は東南アジアからの団体が大きな割合になりつつある、という話もききました。純和風のクルーズ船で日本海の各国を回ると、海外のお客様にも喜んでもらえるのではないでしょうか。クルーズ船は寄港地にお金を落とすという経済的なメリットもあります。
飛鳥IIクラスで建造費は約400億円と見込まれます。
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