誰がために君はある? (4)
»
注文の流れは、以下のようになります。
- 店員を呼び止めてテーブルまで来てもらう。
- 注文を伝える。
- 店員は自分の端末で注文を電送する。
- できた料理を店員がテーブルに運んでくる。
- 店員はテーブルを離れて仕事に戻る。
ここでオーダー端末を使うと、1-3の手間が省略できて人件費の削減になります。
ではなぜ端末を使って「取り皿」「お茶」「おしぼり」を頼めるようにしないのでしょうか。しかもこれらはいくら運んでも店の売上げになりません。このようなメニューの”注文”を取るためにテーブルまで行く回数はできる限り減らすべきではないでしょうか。
オーダー端末導入の目的がよくわかりません。
一般にシステムを導入する目的は以下の2つです。
- 今までできなかったことを実現可能にする。
- 今までやってきたことをもっと効率的に(早く/安く/正確に)やる。
このオーダー端末は、紙のメニューを置き換えることもなく、食欲をそそるようなアップセル/クロスセルの提案にもならず、人件費を減らすにも中途半端。
君は誰のためにそこにあるのだろうか?
SpecialPR