スマホ対応記入式ワークシートを利用すれば理想の手帳に近づける! 『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
・手帳選びの時間を短縮
10月29日に、新刊『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が発売になりました。
本書は手帳関連書として、かつビジネス書として初めてスマホ対応記入式ワークシートが付属しています。
これは、SHOTNOTE(キングジム)、CamiApp(コクヨS&T)の両方に対応しています。
それぞれに対応した雑誌や書籍の例はこれ以前にもありました。ただそれは、コンテンツをそのまま取り込むためのものでした。
本書の新しさは、スマホ文具用のマーカー内側に記入式ワークシートを設けたことです。このことでEvernoteにアップし、リマインダーを利用して数ヶ月後に見直したりすることができます。
これは、理想の手帳を見つけ、買ってきた手帳を理想に近づけるために役立つ仕組みでもあります。以下、順に説明していきましょう。
・手帳活用書としては、手帳選びから人生の可能性の広げ方までを解説
書籍としての内容をご紹介しましょう。本書は、手帳を選ぶ人のための各種ガイド情報と、そのための記入式ワークシートから構成されています。そのうちわけは以下の通りです。
序章:なぜ今手帳なのか(現状の解説)
第1章:選び方のポイントを知ろう(綴じ方、記入欄、サイズなどの解説)
第2章:手帳の基本機能を確認しよう(予定管理、ToDoリスト、メモなど各種使い方解説)
第3章:達人の手帳術(5人の達人に取材し、実際の手帳を掲載。さらに昨日分析表を掲載して、応用可能性を高めている)
第4章:手帳は人生の可能性を広げる(手帳を使う人間の能力をメインテナンスし、パワーアップする。この2つの段階のために時間を配分するために手帳を使う)
そして序章を除く各章末に記入式ワークシートがついています。
私はこれこそが、書籍の新たな可能性を広げるものだと考えています。
この記入式ワークシートは、スマホ対応になっています。ここに自分が求める手帳について記入するのです。たとえば第1章なら、手帳のサイズや綴じ方のタイプ、記入欄のスタイルは何かがいいのかを記入することで、ほしい手帳の姿が明らかになります。
手帳に限りませんが、何かを手に入れたいと思っているときには、それがどんなタイプのものなのかを自分の中で明らかにするのが有効です。
10月中旬から年末にかけて、雑貨店や書店の店頭にはおびただしい数、色とりどりの手帳が並びます。これらを一つずつ手にとって眺めて比較するのが楽しいという方もいらっしゃるでしょう。
そして、私は考えています。手帳は時間を有効活用するためのツールであろうと。
であるのなら、選択する行為自体もまた工夫をして時間を短縮すべきではないかと。
・紙の本の特徴を利用しつつ、クラウドに連動
記入式のワークシート自体は、自己啓発書にはよくあるものです。そして今回は、本に記入してもらうことで手帳選びや手帳活用のガイドとして使えるようになっています。
さらに、スマホ文具連動なので、もうひとつの使い方ができるようになりました。
Evernoteのリマインダー機能が利用できるのです。これも理想の手帳選びに貢献する仕組みです。
そもそも、手帳の使い方はどんどん変わっていくものです。
もちろん、自分なりの使い方が決まっている人もいますし、そういう方は同じ手帳をずっと使い続けていたりします。本書の第3章でもそういう方が何人も登場します。
ただ実際には、いろいろな手帳や手帳術に目移りがするものです。
そのときに自分が手帳に何を求めていたのかの記録が役に立ちます。サイズ、記入欄のパターンなどのそれぞれにどんな機能を求めたのか。この記録があれば軌道修正も簡単です。
手帳を変えると、サイズもページ構成も変わります。以前の手帳と同じことを実現するには工夫が必要になります。そこで本書のワークシートが役立ちます。
手帳に自分が求めるものをまず把握する(第1章のワークシートに記入)。それから手帳を買って使い方を決める(第2章のワークシートに記入)、さらに併用するツールや応用方法などを決める(第3章、第4章のワークシートに記入)。
これらを記入し、スマホ文具用アプリを使ってEvernoteにアップできます。そして、リマインダーをセットすることで、数ヶ月後に見直すことができるわけです。
手帳を購入し、本書のワークシートに記入。数ヶ月に見直すことで、自分の理想の手帳に近づくことができ、使い方を見直すことができます。
『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』、記入式ワークシートを是非ともご利用ください。どうぞよろしくお願いします。