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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「ツラいのは、何かが足りてないから」

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リーダーシップに関するワークショップを実施しておりましたら、参加者のおひとりが、ご自分の経験を語りながら、まとめとして、こう仰いました。

「ツラいのは、何かが足りていないから」

仕事で大変だ!ツラい状況だ!と思うことはたまにありますが、ツラいのは、たいていの場合、何かが不足しているから、だというのです。

たとえば、チョー忙しい! それは、人手が足りないからだ。
チョーメンドクサイ!それは、自分の能力が不足しているから、そう感じるのだ。

などなど。


(もちろん、ツラい理由のすべてが、「何かの不足」だと言っているわけではないですよ)

この「ツラいのは、何かが足りていないから」を頭に置いてみると、「ツラい」ということより、「足りないのは何か」に目を向けることができるようになります。

「この仕事、任されたけど、ツラいわぁー」・・・「というのも、自分の能力を超えた案件だから」というのであれば、能力不足を補う方法を考えればよい。

それは、誰かに助けてもらうとか、自分が勉強する、とか、やること自体のレベルを下げるとか、何か方法はあるかもしれません。

単に「ツラい」と思って、悶々とするよりも、「これがツラい原因になっている私にとっての"不足"か」と分かれば、打ち手も考えやすくはなるはず。

今日は、「おおぉー名言だ!」と感動したので、その勢いでブログに書いてみました。

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そういえば、昔、アイティメディアのサイトで「上司はツライよ」という連載をしておりました。Indexを発見できないのですが(私の検索が下手で)、記事を見つけたので、リンクしておきます。

上司はツライよ「上司の背中を見たら人は育つのか?

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