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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

クライアントからも親会社からも「主体性」が求められるようになってきている

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いろいろな企業の方(経営者とか人事部長とか経営企画室長とか現場の、たとえば、システム開発本部長とか)とお話していると、皆さん、ほぼ同じことをおっしゃるようになってきて、それは、何かといえば、

「社員の"主体性"を高めたい!」

です。

親会社からもクライアントからも求められているし、自分たちが考えても、「主体性」が大事だというのはまさにその通りなんだ、変わらなきゃいけないんだ、とおっしゃいます。

たとえば、システム子会社の場合、親会社の仕事を請け負うことが多い、親会社から「これして」「あれお願い」と言われたことを正しく行うことがこれまでは「是」だったのだけれども、親会社もそれだけでは満足しなくなってきていると言います。システムの専門家からもっと提案してよ、と。

「こういう仕組みが流行っているので、取り入れませんか?」
とか
「こういう取り組みをすでにアメリカ(どの国でもいいんだけども)では始めていて、日本も遠からずその取り組みを検討し始める企業が増えるはず。先手を打ちませんか?」
とか、

ITの専門家、技術の視点から、「これをやってより売上利益を増やしませんか?」という提案をしてほしい、といわれるわけです。

言われたことをするのであれば、どの会社でもやってくれるけれど、一歩も二歩も先を読んで、「こんな風にしては?」と提案してくれなきゃお宅の価値、ないよね、とより高いレベルが期待されるようになっているのです。

ところが、親会社のいう通りにすることが「是」、これまでは、「求められたことをきちっとこなすことこそが大事」という風土の中で育ってきたエンジニアたちが急に、「提案してよ」「もっとプロアクティブに動いてよ」と言われても、「えっとー、何をしたらいいのか、わかりません・・・」と戸惑うのも確かです。

これは、親会社・子会社の関係だけではなく、クライアントとの関係でも同じです。要は、親会社もクライアント側もまた同じように変わらないといけないと思っていて、それを提供側に「提案型の仕事をしてよ」「ソリューションを考えて、提供してほしい」といっているということなんだろうと思います。

一言で言えば、生き残りをかけて、みんな「変わらなければならない!変わりたい!」と切実に思っている。


しかし、これって、答えがないことなので、「何をもって"主体的"で"提案型"で、何をもってクライアントや親会社を満足させられるかわからない」というのもまた悩みのようです。

「わかりました!いろいろ調べて、勉強もしたのですが、2020年代にこういう流れがやってくると思うので、●●を取り入れてみてはどうですか?」

ってなことを提案すると、

「うーん、それはピンとこない」
「それじゃない」

と言われたりする。

(金の斧、銀の斧・・・みたいな話だなぁー)


・・・そんなわけで、みんな「主体性」(という言葉に代表される何か)を求められていて、どうにか、試行錯誤しているというのが今の企業の現状かなと思います。(もちろん、私の勤務先も同じです)


言われたことをしていればよかった時代に大きくなった(3-40代になった)人にとって、突然、「自分から動いてね」「提案してね」と言われても、心(マインド)を変えるのが難しそう。

どの企業も、働く人誰もが、これからより一層求められていく「変化」なのだろうと思います。

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・・・そんな課題を抱えた企業の事例をご紹介いただきます。G-TECH2017というイベントです。

株式会社デンソークリエイト様が会社改革、人事制度改革を行っている、まさに今、動いている最中の事例をお話してくださいます。会社を変えたい、人の心も変えていきたい。技術者集団としての原点に立ち返り、よりよい会社にして、社会に貢献していきたい、そんな想いの元、現在進行形で動いている改革プロジェクトのお話です。

私、田中淳子は、モデレータを務め、デンソークリエイト様事例のプレゼンの後、いろいろとインタビューしつつ、現場の裏話、苦労談をお聞きする予定です。

2017年2-3月ごろ、たびたび名古屋に行っていたのですが、それは、こちらのキャリア開発支援研修を全社員の方に提供するためでした。

G--TECH2017、まだお席に余裕があるようです。
ぜひ、ふるってご参加くださいませ。

生々しい現場のお話を聴くことができます。
お待ちしております。

●G-TECH2017ご案内は、コチラ
東京会場 2017年10月13日(金) 午後
大阪会場 2017年11月2日(木) 午後

●株式会社デンソークリエイト様企業事例は、コチラ (←東京)、大阪は、コチラ。 

※コマ毎に申し込めます。

拙著の販売会もあるようです。(↓の本)

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