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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

やんごとなき姫君の話し方

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昨日は、宮様の婚約記者会見があるというので、ジムの有酸素系マシン(TV付き)で懸命に歩きながら、画面に見入っておりました。おかげで80分くらい有酸素運動してしまいましたよ。

会見は、あらかじめ、質問者と質問内容は決まっていたのでしょうし、想定問答もご準備なさってはいたのでしょうが、それにしても、メモを見ず、よどみなくお話になるのはさすがだなぁと思いました。

特に、すごいと思ったのは、「えー」「あのぉ」「ええと」「そうですねぇ」「えっと」といった"つなぎ語"が一切入らないことでした。

宮様だけではなく、婚約者の小室さんも一切挟まない。

一般に、誰かに何かを質問されると、つなぎ語が入ってしまうものです。

たとえば、

「どちらで知り合われたのでしょうか?それから、プロポーズの言葉は?」

「まず、知り合った場所ですが、えー、大学の留学説明会で・・・。それから、プロポーズの言葉ですよね。それは、えっと、・・・」

と、こんな風になるのが普通です。

凡人は、絶対に「えー」が入ってしまう。

「えー」を一度も言わずに20分程度の記者会見をするというのは、すごいことだと感心しました。

プレゼンテーションの研修をしていると、「えー」をなくすのに苦労する方がかなりいます。

「えー、が多くて、中身が頭に入らない」という指摘を受けてしまう人もいます。

でも、訓練しさえすれば、ゼロにできるんだな、と今回、しみじみ思いました。

ずーっとそういう風に育てられ、意識して、話していると、「えー」がなくなるのであれば、凡人でも頑張って「えー」を言わなくする、少なくとも、減らすことはできるのでしょう。

会見の中身ではなく、一度も「えー」と言わなかったことが本当に印象に残りました。

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「えー」以外に、語尾を伸ばす、という話し癖もありますね。

「私は、ぁー、この国会で、ぇー、審議を、ぉー」と区切りの母音を伸ばす話法?です。

小池さんがそうだな、と常に思っています。


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