人間ドックでOJTに付き合う。
書こうかどうしようか迷ったのだけれども、まあ、いいかと思い、書いておきます。
人間ドックに行ってきました。
乳がんの検査というのがありまして、私は、マンモグラフィーと超音波と触診の3点セット(2点セットまでは自己負担金がないのですが、3点セットとなると3000円ちょっと自己負担があります)を毎年お願いしています。
マンモグラフィーというのは、胸を"スルメイカ"みたいにまっ平らにしてレントゲンを撮るものです。痛いと言う人もいますが、もっと痛いことは世の中にたくさんあるので、別に気になりません。ただし、"スルメイカ"みたいな胸がなかなか面白い。
超音波は、腹部の超音波と同じです。
ぬるぬるもものを塗って、超音波で写真を撮っていきます。
先日の人間ドックでは、この超音波の時、OJTに付き合うことになりました。
超音波技師?の方が、「もう一人同席させてもよいでしょうか?」と尋ねます。
『ははーん、OJTだな』
とピンと来て、(というか、それ以外に理由もないだろうし)
「訓練というか、お勉強のためですか?」
と尋ねると、
「はい」
とのこと。
医療従事者家族である私は、こういう時、協力することが大事だと思っているので、快諾します。
さて、
上半身裸になりまして、ベッドに横になり、超音波の診断が始まると、もう一人の方(全員女性です)がどうしていたかというと、
ただひたすら、直立不動で壁際に立っているのです。
どうせなら、覗き込むとか、「ここをこうやって動かして」と説明を受けるとか、何か動きがあればよいのに、無言で直立不動なのです。(私を目をつぶっていたので、ずっと見ていたわけじゃないですが、こういうの、気配でわかりますよね)
最後のほうで、ぬるぬるジェルをふき取るための不織布タオルを取り出す時だけ、そのOJTを受けている方が動きました。
あれは、どういう訓練だったのだろう。
不思議で仕方ありません。
しかし、この光景は、なかなかシュールですね。
上半身裸の私。
超音波で胸をぬるぬるしている検査技師。
壁際に直立不動の方。
狭い密室で、シュールだ。
それにしても、こういう訓練は、生のお客さん(あるいは、患者さん)を前にして行える方がより良いに決まっているので、「同席させていいですか?」と訊かれたら、世界の医療が良くなるため、だと思って、OKするのがいいと思います。
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触診の際、医療用手袋+粉を振りかけて順番に触れたのですが、粉を振りかけられたのは初めてでした。今はそうなっているものなのかしら?
すごくいい匂いがしたので、思わず、
「それ、シッカロールですか?」
と医師(これまた女性)に尋ねると、
?????な顔をされ、
「その粉です」
と言うと、
「ああ、ベビーパウダーです」
とのこと。
「シッカロール」っていったいいつの時代の呼び方だよ、と自分で自分に突っ込んでしまいました。
※シッカロールを検索したら、解説 が出てきました。