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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

新入社員が語る「誰よりも早く出社する」ことで得られるメリット。

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ある企業の新入社員からこんな話を聴き、思わず、「すごーい!」と唸ってしまった。

配属されてから、自分なりに努力していることや工夫していること、うまく行っていること、などを挙げてもらった中で出てきた話である。


「誰よりも早く出社するようにしています。8時前には出社してます。もうずーっとです」

この発言を、「まあ、新人なんだから当然だよね」と聞き流してはいけません。どういう考えに基づき、早く出社しているのか。早く出社することで享受できているメリットは何かを尋ねてみた。

「まずは、早く出社することで、"やる気あるぞー"感を出せることです(笑)。周囲の先輩たちが、あの新人は、毎日早くから会社に来ていて、やる気満々だなぁと勝手に思ってくれます。」

「次に、早く出社すると、オフィスに常駐しているビジネスパートナー(BP、協力会社)さんと会話できるんです。始業時刻を過ぎると、それぞれ忙しくなりますが、始業前の時間に互いに早く来ている人同士、ちょっとした会話ができます。これで、BPさんと仲良くなれるし、会話から学べることもあります」

「さらに、私のOJT担当の先輩も比較的早く来る方で、私がそんなに早くから出社しているなら、ということで、"朝課題"を作ってくれるようになりました。コード書くとか何か作るとかそういう課題です。それを解くことで技術も身につきます」

「それはいい勉強の機会ですね。人脈も広がり、課題を解くことで技術力も磨かれる。いいことがたくさんありますね」

「はい、だからずっと続けています」

これが4月に入社した新入社員の発言だということにちょっと驚く。こういう風に自分で考えて行動している彼女は、チョーハイスピードで成長していくことだろう。

20代の方たちと話していても、こんな風にたくさん学ぶことがある。スゴイなぁと思うこともたくさんある。

【大久保さんのこの本には、20代(-30代)が成長するためにすべきことがたくさん書いてある。】

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