サイボウズ社「ワーママ動画」について人事・人材開発担当者と対話した記録②
知らない間に月日はどんどん先へと進んでしまい、今頃、2月のイベントの報告か?と怒られそうですが、それはそれとして、第二弾です。
サイボウズ社「ワークスタイル動画」について人事・人材開発の方たちとお話した記録。
今回は、サイボウズ社がかの「ワークスタイル動画」を作るにあたっての想いや社内の反応、制作の意図などを詳細にお聞きしました。
非常に興味深い内容です。
「女性活用が喧伝されているから、うちもやるか」という発想からスタートしたらうまくいかない、とサイボウズの大槻幸夫さんはおっしゃいました。
「うちの経営課題は何だろう? 優秀な女性が出産や育児を契機に離職すること、働きたい人が自分の働きたい姿で働けないことなんじゃないか」といった課題認識から、人事制度を整えただけで、世間がどうだ、社会がどうだ、という発想が起点にはなっていないということ。
これ、とても大事だと思います。つまりは、「なんのための制度なの」ってことに帰結するわけですから。
【OJT茶話会】特別レポート:色々な働き方があっていいじゃないか(2)
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ところで、久々に読み直してみたこの本、今読んでも非常に新鮮で面白い!
男性でも女性でも、お子さんがいてもいなくても、誰が読んでもたぶんとても面白い!
夫が育休を取得。妻がフルタイムで働く。妻は飲み会で遅くなることもある。
夫は、「仕事と家庭とどっちが大事なの?」的なイライラを感じる。
子どもは、父と過ごす時間が多く、母には気づけない細かな子どもの様子(変化)を夫は察知する。
その時、夫(父)は、「勝った!」と思ったりする・・・。
子どもとだけ過ごしている夫(父)は、育児ノイローゼになりかける。
・・・男女をひっくり返したところで、感じることは同じ。
家事も育児もことさら「女性だからできる」とか「女性じゃないと」ってこともないわけですね。
山田正人 著 『経産省の山田課長補佐、ただいま育休中』(文春文庫)