上司には「かっこよさ」を求めたいじゃないですか。
先日、あるリーダークラス向けの研修で出会った30代の方がおっしゃっていたこと。なるほど、そりゃそうだ、と思ったので、書いておきたい。
「顧客との商談などで、ここぞ!という場面で、上司を連れていくことがある。そういう風に”いざ”な場面で登場してもらい、先方に引き合わせるというとき、上司という”切り札”があるわけだが、その場面で”どうぞ!うちの上司です!”と紹介する上司には、かっこよくいてほしいんですよね。服装もぱりっとしいて、靴もきちんと磨いていて。なんというか、”できる男(女)”って感じで登場してほしいんです。だから、見た目というのはとても大事だと思っているんです」
「ほぉ、なるほど。それは理解できます」
「先日、何社かの合同プロジェクトでキックオフがあって、それぞれが、普段登場しない上司を連れてきていたのですが、大手さんが連れてくるマネージャという人がもうかっこよくて、漫画とかドラマに出てくるような”ザ・上司”だったんですよ。それを見て、見た目って絶対に必要だし、大事だなあと思いました」
「わかる、わかる。プレゼンス(=見た目)、大事ですよね」
・・・
仕事ができればいいじゃないか、人間は見た目じゃない、という考え方もあるのだけれど、いざという場面で登場してもらう上司という人は、ばりっとしたスーツを着て、姿勢よく歩く、人当たりのよい対人折衝能力があり、上手に誰とでもそつなく会話できて・・・、もちろん、おなか出てなくて・・・そういう人であってほしい、というわけ。
「それ、上司に期待するということは、●●さん(発言者の名前)も、そういうリーダーになっていかないとね、ってことですよね」
「はい、だから、まずはダイエットを・・・(笑)」
たしかに、中高年で、姿勢よく、見た目よく、服装もかっこよく、の上司であれば、「いざというとき対応」が非常にスムースに行くような気がする。少しはそれだけでポイントが上乗せされるような。・・もちろん、男女問わず。
そういえば、『いつまでもデブと思うなよ』で一世を風靡?した岡田斗司夫さんは、痩せただけで、「発言内容が変わらなくても」・・「文化人扱いをしてもらえるようになった」といったようなことをおっしゃっていましたっけ。
中年肥りしている場合ではないのだ。うん。
【この本、なかなか面白かった。「肥る努力をやめればいい」と説く。】