オルタナティブ・ブログ > 田中淳子の”大人の学び”支援隊! >

人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

私の3大お尻ムズムズ:「右ご飯」「赤字の名前」「ら抜き」

»

何かを見聞きして、「うわ゛ーーーーーーっ」とお尻ムズムズ、落ち着かない気分になることがあります。

私の場合、3大お尻ムズムズは、「右ご飯」「赤字の名前」「ら抜き」です。

1. 右ご飯

お料理を載せているブログやmiilなどで、時々、「味噌汁左、ご飯右」という配置を見かけます。自宅ご飯です。

いつも「味噌汁左、ご飯右」という方もいらっしゃるし、同じ方でも日によって右左がしょっちゅう違ったり、中には、ある日は「ご飯手前、味噌汁奥、全おかずが左にずらり」という場合も。

で、この「ご飯右」が落ち着かないのです。見た瞬間に、うわーうわー、とお尻ムズムズ。

なんでだろう? と調べてみると、いろんな説があって、地域による、という話も聞いたことがあります。「霊前・仏前の配置がそうなっているから、味噌汁左、ご飯右は駄目なんだよ」とも聞きますし。

理由ははっきりとわかりません、わかりませんが、とにかくムズムズです。

2. 赤字の名前

講師業をしています。名札を配り、8色マーカーもお渡しし、「お好きな色で名前を書いてください」と依頼すると、20人に1人くらいの割合で「赤ペンを選んで、ご自分の名前を書く」方がいらっしゃいます。

あれ? 平気なのかな? 駄目って言われなかったのかな?

これも諸説あるようですが、たとえば、「墓石に赤字で名前を書くこともある(生前に」だから、とか・・。”赤字”をイメージさせるから、とか? なんでしょう。  手紙の宛名を赤ペンで書いてはいけない、というのは、礼儀作法の本にも書いてあったりしますし。

なぜいけないのか、明確に説明できないのは、1.と同じ。同じですが、やはり、ムズムズ。

3. ら抜き

これは1.2.とはちょっと性質が違います。

もはや「ら抜き」は市民権を得ていると言ってもよいでしょう。でも、TVでは、街灯インタビューで「見れなくて」と答えているのに、字幕スーパーでは「見られなくて」と直しているところを見ると、完全に認知されたわけでもないのかもしれません。

私は、と言えば、「見れる」「食べれる」は使いません。「見られる」「食べられる」と言います。どうにも気持ち悪くて。

もはや20-30代の若者が使う分には気にならなくなりました。が、やはり40代以降の中高年が「見れる」「食べれる」と言うのを聞くと、うわ゛っ、と思ってしまいます。

プレゼンタが、「このグラフ、見れますか?」言うと、「グラフ」そのものより、「見れる」にアンテナが反応してしまう。

「ら抜き」がその地位を上げたのは、おそらく、あのCMが嚆矢だったではないか、と。

『しゃべれる 食べれる ミニストップ♪』  あのCMが出た当時(1990年代?)は、周囲で大勢が「うわー、あれ、気になるぅ」と言っていましたが、もう誰も「ら抜き」気にしなくなりましたね。

ところで、間もなく企業の新入社員研修がスタートしますが、私が担当するほぼ全企業が「ら抜きは、矯正してください」とおっしゃいます。なので、新入社員にビジネスマナーやプレゼンスキルを教える場合、「ら抜き」も指摘して、直すようにしています。(でも、生まれてこの方ずっと「ら抜き」で来た世代だとしたら、「ら入れ」が相当気持ち悪いのではないかと思わなくもありませんw。)

・・・というわけで、週末なので、いつも以上にゆるゆるなエントリーでした。
(1や2の「むずむず」の理由をご存じの方がいらっしゃれば、教えていただけると嬉しい!)

さて、
皆さんの「3大お尻ムズムズ」は何でしょう? これ、「オルタナトーク」のお題にならないか・・・な?(笑)

Comment(10)