オルタナティブ・ブログ > Software Development >

ソフトウェア製品開発現場の視点

乗換案内系のサービスはどこまでいく?

»

数ヶ月前、iPhone に買い替えてから、乗換案内の使い勝手が良くなって満足している。携帯電話でもいくつかのソフトを試してみたが、登録しておく駅の数に制限があったりするなど、どうしても駅まで歩きながら調べるには手間がかかった。iPhone の乗換案内は、履歴が iPhone 側に残るのでスクロールしてすぐに過去に使った駅名を入力できて便利だ。

ただ、まだまだ改善の余地はあると思う。いろいろなブログで要望が書かれているようなので、まだまだこのビジネスに参入の余地があるかもしれない。いくつか希望を。

1. 駅まで歩く時間を考慮した検索がしたい
iPhone の場合だが、初期値が「現在時刻」になっているが、これは5分先とかに設定可能にするか、もっと簡単な UI で、0分から10分先くらいまでを選択できるようになるとうれしい。

2. 定期券を持っているときにその情報も含めて検索したい
定期券を持っていると、選択経路の好みが絞られる。同じ時刻に着くならば、定期券をできるだけ長く使う経路を選びたいと思うし、少々値段が高くなっても慣れている定期券経路を使いたいという気持ちもある。いくつかの経路があるときに定期券を多く使う経路が先に出てくるとうれしい。

3. フィードバックによってより良い経路の選択をしてほしい
例えば、乗換案内にお勧めされた経路で乗車したとしても、実際は予定した時刻に到着しない場合がある。もしかしたら、乗換駅での余裕時間を多くとりすぎているために前の電車に乗れてしまったとか、逆に乗換通路が混雑していて乗換に失敗するということもあるかもしれない。もし、そのような状況をフィードバックして次回からの「個人の」計算に反映させることができれば、より現実に即した計算が得られると思う。フィードバックのやり方は面倒であるが、たとえば、PASMO/Suica のデータと連動させるとか、GPS や位置情報を得るサービスと連動させるとかという方法もある(かな?)。

電車のどの位置に乗ると階段に近いというような情報が出るサービスもあるが、これも乗換の都合で変わるかもしれない。ただ、あまり便利になると自分で考えなくなるから、災害時などに一部の電車が止まると、自分で家に帰れないというような人も出てくるかも知れない。カーナビは、すでにそういう状況を作っている?

Comment(2)