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ソフトウェア製品開発現場の視点

代替手段があれば余裕ができる

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何かの計画を立てるときに、もし最初のプランがうまくいかなかった場合にどうするかを考えておくと、問題が発生したときの対処がしやすいし、リスクの高いプランを立てやすくなる。英語では、(最初のプランを A と考えて) Plan B と呼ばれたりする。

銀行口座は、複数もっておけば、何らかの事情で一つの銀行の口座が使えないときにでも、別の銀行口座を使えば問題ない(実際、トラブルでなくても銀行の合併時のシステムの移行作業などで使えないことがあります)。

電車のルートも複数考えておけば、途中で「急病人の介護のため」遅れることがわかったときに、即座に別のルートに切り替えることができる(最近、混雑がはげしいためか急病人が増えてきた気がしています)。

ただ、こうした代替手段も時代の移り変わりによって変化してくることがあるので、注意が必要だ。たとえば、NTT の回線につながっている普通の家庭の電話は、電話局から電気が供給されるようにできているので、電話機自体に電池を入れる必要がない。もし、電話機側が対応していれば、停電になっても使うことができるのである。最近の家庭の電話、特にコードレス電話は停電のときに使えるようになっていないこともあるので、万一のときのため電池を入れなくても使える電話機を用意しておいたほうが良いといわれていた。しかし、最近は携帯電話などのほかの通信手段が発達してきたので、そろそろそういったバックアップは必要ないかもしれないと思っている。

2001年のアメリカのテロの時には、電話の発信制限のためにアメリカへの電話が通じなくなったが、インスタントメッセージ (Lotus SameTime) がつながったことで通信手段を確保できた。それは、災害を考えて設計されたインターネットが、安定性を強みにしてきた従来の電話通信を超えたときであった。インターネット電話は、障害がおきるとマスコミにたたかれたりしていたが、どちらかを選ぶのではなく、複数の通信手段を用意しておけば、あわてることなくそれぞれの特徴を活かすことができると思う。

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