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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

今年もコンタクト・マネジメント・クライアントの選択に悩んで1Qは終わりそう(・_・、)

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    筆者の30年に渡る、悩み事でもある、「移動中、移動先でのスケジュール管理やメール等の”コンタクトマネジメント・クライアント戦略”(何のことだ?!)」は、今年も年初から暗礁に乗り上げた。相変わらず、出来る先進的業界人の知的好奇心を満足させたり、前頭葉を著しく刺激する難しい、ビジネスモデルやERP、リーディングエッジなSWテクノロジーの話題で無くて恐縮です。

    おバカな筆者はザウルスが地球上に登場した時、毎日使っていた能率手帳を捨てることが出来る、、、なんて考えた程度だから、相当、頭の中身が楽観的に出来上がっている単純人間だと自分でも思っている。あれからもう何十年。相変わらず、年初には、「今年こそはコンタクト・マネジメント・クライアント(ただの予定やメモ、メールなどの管理を実現する道具を難解に言えば。。)を、デジタル・テクノロジー物(ぶつ)だけの組み合わせで実現するぞぉ~!」なんて、意気込んで大失敗を繰り返し、何とも中途半端な気分で除夜の鐘を聞くことが年末の定例行事だ。

    30年に渡る長~~い筆者の失敗の繰り返しはいったいどこにあるのか、、、筆者の考えるコンタクトマネジメントのモバイル環境は、経験から、それを実現する手段として、最近は大きく3つのグループに分けている。一つは、①「アナログ鉄人」(写真右Myschedule上)と名付けた、手書き中心のカテゴリーだ、クオバディスの予定表や野口先生の超整理手帳、それに、ただのメモと各種筆記具の組み合わせだ。アナログ的な楽しさを満喫できるが、デジタル系は100%常時携帯するモバイルPC頼りなのだ。PDAやケータイとの組み合わせはいろいろ考えられる。しかし、自らPalm製品の企画などにも携わったが、今のところ決め手は無いように思える。幸せかどうかは別にして、情報システムの規格化とトップダウンの情報の流れが確立している大手企業の出来るエリートビジネスマンは、このパターンだろう。

    2番目のカテゴリーは、②「スマート携帯ギャング」(写真左上) と名付けた、Nokia等のパワフルなスマートフォンを中心に、デジタルペンやAnotoのメモ用紙などを中心にした素人には少し自慢できる「虚仮威しガジェット連鎖戦略」だ。グローバルなコンペが幸いしたケータイ進化のお陰で、「スマート携帯ギャング」でも、従来のモバイルPCのミッションもかなりPOSSIBLEだ。手書きのクイックさと、図や絵のフレキシブルな扱いや連携が画期的に便利になった。写真には登場していないが、専用のBluetoothキーボードがあれば、よりPC的な気分には浸れる。しかし、やはりモバイルPCは要らない!とは自信を持って言えない「帯には短い」環境だろう。

    3番目のカテゴリーは、③「PC-Lessおたくディーバ」(写真中央下) と命名した、特例を除き、全くモバイルPCの存在を意識しないストラテジックな(たいしたこと無い)組み合わせだ。昨年12月から毎日の様に使っているWillcom社の「W-ZERO3」を従来のモバイルPCのポジションに置き、その補完の意味で、SASTIK社のSASTIK「0」ゼロMBのUSBメモリー)を活用する。SASTIKは、ネット環境にある他人のPCを借用して、USBキーの中に記述された既成のWEBサイトに自動接続し、自分のモバイルPCを持ち歩かなくても、メール送受信やストレージ活用が出来るサービスだ。もう一丁、補完の為に、筆者はSONY社のUS版MICRO VAULT Pro(5GB HDD)を持ち歩いている。母艦である自宅に置いたモバイルPCと出先で借りる他人のPCで共有するストレージだ。W-ZERO3がRGB出力を備え、パソコン無しでプレゼンテーションできれば、テクニカルにはこの組み合わせが究極だ。

    結局のところ、筆者は、どこかの赤字覚悟の太っ腹パソコンメーカーが10時間もって、500グラム以下の 「Windows XP プロフェッショナル搭載モバイルPC」を発売してくれるか、、、Willcom社のW-ZERO3にRGBアウト機能とBluetoothが搭載されるか、、、筆者がまだ端っこの端にいるこの業界から完全に足を洗って(首になって?)優雅な「サライ生活」を始めるまでは、まだまだ悩みそうだ。手書きを実用的かつ戦略的に(どこかだ!?)使う為に昨年購入したThinkPad X41 Tabletもただのキーボード付きのごく普通の少し重たいモバイルPCとしてしか実力を発揮していない。

    さて、皆さんは、2006年どんなアナログ or デジタルツールで、無理が無く、安心でき、心地よい、コンタクト・マネジメントを実現されようとしているのだろうか?。30年間結論の出ない筆者の愚問に光を差し入れて欲しい。

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