「飛躍」?韓国アウトソースの悪夢(4)
当時駆け出しの営業だった筆者は、、合計210台ものカードパンチ関連の入力機器の解約を迫られて困ってしまった。。
筆者:「ちょちょちょっと、待ってください。ととと、ところで、部長、今のところ、A業務も、B請求も、C経営管理も、いずれもまだオンラインにはなっていませんよね。。。?」
筆者:「もし、解約をして機械を返却してしまうと、その3つの業務のデータ入力はどうするんですか?。いずれはオンラインにするとは伺っていましたが、それには1年以上はかかると聞いていますが、、、、、、」
部長:「いや、いいんじゃよ、すでに手は打ってある。ひとまず全国から集まった伝票は、まとめて翌朝一番の飛行機で韓国のソウルに運ぶつもりじゃ。実は、現地でけっこう値段の安いデータインプットセンターを見つけたんじゃよ。いや、実は向こうさんは金融機関なんじゃが、どうも万国事務機器公司とかの高~いレンタルマシンを100台くらい使ってるらしいんじゃが、自社の伝票を入力するだけでは稼働率が低くてレンタル料も払えんらしいんじゃよ。。。」
筆者:「・ ・ ・ ・ ・」
部長:「韓国のデータ入力サービスの会社も最近はめっぽう安くなってなぁ。。往復の航空運賃を含めても、日本の我が社でデータ入力するより遙かに安いんじゃ。それにその翌日の内にはパンチされたカードが伊丹空港経由で我が社に届くんじゃよ。。ということでな、悪いが、竹村君、210台は来月には引き取ってくれるかなぁ。。。」
筆者:「・ ・ ・ ・ ・」
という30年前の実際にあった悲しくショッキングな悪夢が、その後、筆者が、シリコンバレーの「インドの板」という例え話を思いついたキッカケなんじゃよ、、いや、キッカケなんです。実はこの「インドの板」のお話、筆者がまだ某万国事務機器公司に居た頃、あちこちの講演やプレゼンテーションで話したことがある内容なので、筆者から直接では無くとも、どなたかから、何処かで聞いた方は意外と多いとは思います。ということで、、、
ところで、最近のメインフレームはこんな感じで、、格好良いのか悪いのか、、、よく分からないデザインになりましたね。第三回目に登場した信頼感溢れる巨大な鉄の塊と比べると、何となく不安感が漂うのは筆者だけでしょうか?。
次回は、この連続おバカストーリーの軽~い、コンクルージョンをお送りしようと考えています。
ん~ん、、まったくエンタープライズとは関係ないかも。。。まあいいか。。。
では、また。