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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

シリコンバレーでの怪しい経験(1)

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昔、シリコンバレーがまだITピープルの憧れだった頃、仕事の都合でどうしても2ヶ月に1度くらい出張があった時期がありました。

まだ、当時はサンノゼ空港はプレハブの到着ロビーで、日本から到着するアメリカン航空のMD11からはタラップで地上に降りていました。そんな、いつものサンノゼ空港からの帰路の機内で、、私の使っているThinkPad230Csをちらちらと見ている隣のインド人らしき親父が、ついに、「いつもそんな風にモバイルいやモーバイルパソコンを機内で使ってるんですか?」と聞いてきた。

彼は、私の使っていた、当時としては異常に小さなモバイルPCに興味を持った訳では無く、実は、自分がこの地元サンマテオ市で経営しているペンコンピューティングの会社の事業やその製品の話を私にしたかった様だ。

彼の話を、そのまま書き留めると、彼は、文字の認識率がほぼ限りなく100%に近いユニークな「タブレットPC」を生産・販売しているらしい、その商品は一般には販売されておらず、特定の顧客にのみ、まとまった台数を卸しているという。

そのお客の一つが、米国の、とある州の警察らしい。片手でタブレットPCをホールドした警察官が駐車違反のクルマを見つけると、その車種や、年式、車体の色、もちろんナンバープレートの番号などを、米国人独特の癖のある、どちらかと言えば余り綺麗では無い字でスタイラスを左手で持ち、右手に軽々と抱えたタブレットPCの液晶パネルの上をスラスラと滑って文字を書いてゆく。。。「ええっ、そんな汚い文字でも認識できるんですか~」

というところで、、、続きはまた。。。

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