NemakiWare 2.1 リリースしました
国産オープンソース軽量文書管理システム NemakiWare のバージョン 2.1 をリリースしました。
今回はログ機能をかなり強化しました。API レベルでロガーを割り込ませることで実現しています。これで監査証跡的な要件に対応でき、誰がどの文書にアクセスしたのか、をあとから正確にトレースすることが出来るようになりました。
その他にもパフォーマンスの強化が行われていますので、ぜひお試し頂ければと思いますー。
リリース後に、Android アプリを試していました。 NemakiWare は CMIS という標準規格に対応しているため、 CMIS に対応したアプリであれば、出自に寄らず使うことが出来ます。Andorid でも iOS でもすでに CMIS 対応のアプリがあるので、モバイル環境下でもリポジトリの中のファイルを見たり編集したりすることは出来ます。中でも Android アプリの CMIS Explorer はオープンソースだったので、ソースをビルドして NemakiWare の中身を見ることができることを確認しました。汎用アプリとしての利用ももちろん有用ではありますが、CMIS の対象外である NewamkiWare 独自の機能も少し追加したアプリをここからフォークして作成するのもいいかもなーと思ったりしています。
引き合いを頂いてお話を伺っていると、モバイル端末を工場などの作業者が持ち歩いて文書を参照するというお話しはたまに出てくるので、そういうニーズはありそうです。ただ、オープンソースで公開されているのは Android 向けだけなので、iPad 対応とかになるとサードパーティ製のものを使うか、スクラッチで作るしか無いとは思うのですが、いずれにせよ選択肢があると言うことは利用シーンがひろがるわけで、 CMIS という規格を選んだコトによる大きなアドバンテージだなと改めて思います。
あと、サイトの Wiki をかなり更新して、エンジンとして NemakiWare を使えるようなドキュメントを増やしています。NemakiWare はシンプルが故に、別システムの文書管理機能コアエンジンとしても使えるのが売りですので、こういった側面からの情報発信も進めています。
ということで、今後も NemakiWare を是非よろしくお願いします。