Causality について考えたこと

奥一穂さんのBlogで興味深いエントリーが。

Yahoo! Widgets が RSS を駆逐する?
テクノロジレイヤが異なれば競合しないのか?

詳しくはそれぞれのエントリーをみていただくとして、ここでまず僕個人の意見を書くと、Yahoo! WidgetsはRSS/Atom Feedと競合するかもしれないが、結果的にはFeedというオープン性の高いメディアあるいは技術が生き残ると思う。またそうなるために、FBSのような活動を支持している。

また、テクノロジーのレイヤーが違えば競合しないか？との問いには競合する、と答える。
つまり、僕の前者のエントリーの趣旨には賛成するが、その結果としての予測は異なっており、かつ後者のエントリーには趣旨としても結論としても賛成である。

Widgetsに限らず、さまざまなベンダーのさまざまな試みが、オープンスタンダードの普及を妨げる要因となるし、日本においてゲームソフトが売れなくなったのはケータイにかけるお金が増えていることと因果関係がある。
僕はCausality（因果関係、原因と結果）という言葉が好きだが、このCausalityは同じレイヤーにある何かの競合だけの話ではなく、ちょっとみには全く関係がないと思われる事象や状況の中に発生するものである。