中国ソーシャルメディア最新事情 その6 新浪微博閉鎖と言ううわさは本当か?
今朝9月24日の日経朝刊のベタ記事や47NEWSで
新浪微博(SinaWeibo)が閉鎖のうわさと報じられていたので、一応共有しておきます。
『「微博」運営会社の株価暴落 中国がサイト閉鎖のうわさ』というタイトルで、ニュースが流れています。
共同通信の記事を以下引用します。
短文投稿サイト「ツイッター」の中国版とされ、利用者が2億人を超える「微博(ウェイボ)」の運営会社で中国最大のポータルサイト「新浪網」を展開する「新浪」の株価が米ナスダックで暴落した。中国政府の方針で、短文投稿サイトが閉鎖される可能性があるとのうわさが広がったためだ。
新京報など中国メディアが23日までに報じた。
新浪はうわさを否定している。ただ、7月の中国浙江省の高速鉄道事故で、微博が政府批判を高める原動力になり、共産党系メディアが規制強化を求めるなど、経営環境が厳しさを増していることも背景にあるようだ。
先日のこのブログでも書いたように、新浪微博(Sina Weibo)では
中国高速鉄道事故の際に、体制側への非難コメントが相当書かれていました。
中国政府が微博等のソーシャルメディアを規制したいという思惑もよくわかります。
マーケットは微博閉鎖と言ううわさに反応して、中国ネット株を暴落させました。
一応株価を確認しておきます。
新郎微博(Sina Weibo)の運営会社SINAの株式も20日から下げに転じています。
22日には中国のネット株は、すべて「regulatory fears」からすべてダウントレンドとなっています。
BIDU -11.3%. SOHU -10.4%. SINA -8.2%. RENN -9.2%. YOKU -10.6%.
と10%前後の下げとなっています。
しかし、翌日24日は若干戻している状況です。
実際、どうなのか新浪微博(Sina Weibo)にアクセスして投稿してみました。
書き込みはできますし、タイムラインもいつも通りの動きで、閉鎖されている様子はありません。
私の中国人の友人からの情報でもこのうわさは、デマで事実無根との事です。
ただし、中国政府がソーシャルメディアに大して、相当ナーバスになっている事は事実です。
マーケットの反応を見ていても、中国のソーシャルメディアがパワーを持っているからこそ
今回のように株価も正直に値を下げたのでしょう。
ソーシャルメディアを政府が規制するというのは、筆者はナンセンスだと思います。
いくら規制してもイタチごっこで、誰にも止められない程
中国のソーシャルメディアが力を持ち始めているのではないでしょうか?
新浪微博(Sina Weibo)の2億人のパワーは、
中国政府と言えども、最早侮れない気がしています。
最後に一言、FacebookのTimeline凄いですね。
今朝は時間があったので、FacebookのTimelineを早速試してみました。
ソーシャルグラフにライフログ、Facebookへのタイムシフトはますます進みそうです。
詳細は個人ブログに書きましたので、こちらをご覧ください。
中国ソーシャルメディア 新浪微博(Sina Weibo)の解説はこちらをご覧ください。
ソーシャルおじさんの個人ブログも毎日更新しています。