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IT業界につとめる「雑貨屋(なんでも屋)」が、業界の事、情報セキュリティの事、趣味や日々雑感を綴っていきます。お暇な方はおつきあい下さい。

WindowsでUNIXを利用する

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 佐藤@IT雑貨屋です。

 私はネットワーク関連の仕事をしていますが、仕事内容としては、隙間産業という言葉ではありませんが、実に様々な事を行っています。自分自身を「IT雑貨屋」と呼んでいるのも、実はそういった業務内容からなのです。
 この業界に入った時にはCADアプリケーション開発を行い、その後にパッケージソフトの開発やシステム開発の請負をしていたり、ある時にはオブジェクト指向開発言語の講師をしていた時もありました。それ以外にもセキュリティコンサルタントや、その営業などもやっていましたし、販売・仕入・給与・顧客管理システムのパッケージ開発もあれば、駐車場の料金精算機器のファームウェア開発をしていた時もありました。

 まあ様々な事に取り組んできているので、万屋的な思考が身についてしまったのかもしれません。

 少し話が逸れたので戻します。

 以前にはWiresharkの使い方について、少し書かせて貰いましたが、ネットワークの仕事をしていると、それ以外にもPerlやssh、場合によってはscriptを組んで、サーバの動作解析などを行ったりします。その場合にはどうしてもUNIXを利用したいと思う時もありますが、そんな時に「Cygwin」というアプリケーションを利用しています。

 今回はWindows端末で、このCygwinをインストールする手順について紹介します。ご存知の方は読み飛ばして頂いても構いません。

◆Cygwinのインストール
 Cygwinを利用するには、パソコン(Windows)にアプリケーションをインストールしなければなりません。Cygwinはフリーソフトウェアで、以下のサイトからダウンロードする事が出来ます。

Cygwin.JPGhttps://cygwin.com/

 このサイトのページの中ほどに「Installing Cygwin」という項目があり、そこには最新のインストーラがありますので、それをダウンロードします。最近のパソコンは64bit機なので、インストーラーのファイル名は「setup-x86_64.exe」です。

 インストーラーを起動すると、以下のダイアログボックスが表示されます。

CygwinInstall.JPG

 ここで「次へ(N)>」のボタンを押下すると、「Cygwin-Setup」の表示になりますので、そこで「Install from Internet」のラジオボタンを選択し、「次へ」を押下します。するとCygwinが動作する際のフォルダの確認が出てきますので、そこはデフォルトのままで「次へ」を押下します。するとダウンロードで利用するフォルダの選択が出てきますので、そこもデフォルトで「次へ」を押下します。

CygwinInstall2.JPG

 このダイアログボックスでは、デフォルトの「User System Proxy Setting」のまま「次へ」を押下します。

CygwinInstall3.JPG

 するとCygwinの入手先の選択画面となりますので、どこか決まったサーバがあればそれを指定、何も指定で拘りが無ければデフォルトのまま「次へ」を押下します。

CygwinInstall4.JPG

 ここでは実際に利用するパッケージを選択しますが、この内容は後にも追加・削除する事が出来ますので、ここはデフォルトのままインストールを進めます。「次へ」を押下して進める事でインストールが実行されます。

 Cygwinがインストールされると、スタートメニューに「Cygwin64 Terminal」がはいりますので、そこからプログラムを起動します。

CygwinInstall5.JPG

 ここでUNIX(LYNUX)コマンドを使用する事が出来ます。

◆コンポーネントの追加と削除
 実際にCygwinを利用する中で、再度インストーラーの「setup-x86_64.exe」を動かして、コンポ―ネント選択に進んで必要なコンポーネントを選択します。

 単純にUNIXコマンドを実行するだけであれば、特にコンポーネントの変更は必要ありませんが、実際にTLSを利用したり、Scriptやsshを利用したりする場合には、コンポーネントの追加等が必要になります。私が様々な作業をする際に、このコンポーネントの追加と削除などは随時必要になり、また頭を悩ませるところでもありました。

 以上、まずはCygwinのインストールまでの手順について、簡単ですが紹介をさせて頂きました。もしお時間があれば、少し使ってみてはいかがでしょうか?

 ここまで読んで頂きありがとうございます。

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