テレワークの雑感
お世話になります、佐藤@IT雑貨屋です。
以前にブログの記事を書いたのは2019年5月だったという事は、先日の記事にも書かせて頂きました。それからなのですが、皆さんご存知の様に、2020年から新型コロナのパンデミックが世界的に発生し、日本社会も例外なく巻き込まれ、現在に至っています。
私の職場でも新型コロナの感染者が出始めていたので、2020年2月から「テレワーク」という事で、出社しなければ出来ない業務以外は、原則自宅で仕事をするというシフトに変わりました。
それから間もなく3年を経過しようとしています。
社会の中でも一時期、テレワークが主流になっていましたが、最近になり社会的に新型コロナが落ち着きを見せ始めている事から、テレワークではなく元の出勤形態に戻る会社も多くあるようです。
ただ私が今いる会社では、仕事のスタイルの基本がテレワークとなってしまい、事務所もフリーアドレス制になり、会社に自分の私物をしまうロッカーはあっても、自分の座席というのが無くなってしまいました。
業務自体はテレワークを始める以前から、会社としてクラウド化を推進していたので、各自ノートPCを支給されていて、会議などはMS-TeamsやZoomなどを利用し始めていましたし、ファイルの共有などはMS-Teamsを利用し始めていた事もあって、大きな混乱はなくスムーズにテレワークの体制に移行する事が出来ました。
でもですね、約3年近くテレワークをやっていてますが、そこでは様々な事を感じています。
◆自宅が仕事場になる
テレワークでは、自宅が即仕事の場所であり事務所になります。
朝起きて朝食食べて、家族を送り出して後、ノートPCを立ち上げて仕事を始めます。また夕方には仕事を終えてPCの電源を切り業務が終了。でも場所は自宅内です。こんな生活なので下手すると一週間は自宅を出ずに過ごしていたという事もあったりします。
あと私の場合には、一応自宅が持ち家なので、仕事の場所は自宅の寝室脇を少し改造して仕事スペースにする事が出来ましたが、アパートに住んでいたりして、プライベートな空間が取れない場合、やはりテレワークするにも、様々な苦労がある様です。子供の勉強机を使ったり、リビングで仕事をしていたり。
社内の会議なんかでは、後ろで小さな子供や赤ん坊が騒ぐというのは、良くある場面になっています。
また当然、自宅内にネットワーク環境は必須となります。
私は自宅には既にWi-Fi環境を整備していたので問題はありませんでした。ただこれはセキュリティの観点から、セキュリティを担保するネットワーク環境が必要になる場合もあります。自宅にWi-Fiが整備されていても、それがアパートのフリーWi-Fiだったりした場合には、テレワークの際にVPNを使用する時には、接続できないという状況も発生する様です。ここは注意が必要ですね。
また業務で利用する電気代や空調代も自腹になりました。
夏場はやはりエアコンで冷房が必要になりますし、一日中利用しています。私の場合には2020年にエアコンも新調しましたし、冬場にはエアコンで暖房ばかりに頼るのも電気代が気になるので、2020年の冬には一人用炬燵も購入しました。こういった「設備投資」にもコストがかかりますし、それによる電気代や、私の仕事では、偶に自宅に通信機器を持ち込んで、動作確認などを行うのですが、そういった機器類で利用する電気代も気になります。
会社によっては「テレワーク手当」というのも出ている様ですが、私の所属している派遣会社ではそういった手当は支給されていません。
◆交通費関係
当然、テレワークとなれば通勤は基本的になくなります。その事から給与で支給されていた通勤費は無くなり、事務所に出勤するにも、近地出張同様、交通費精算という形になりました。
私は派遣社員なので、この交通費の清算については、派遣先への請求と派遣元である自社の請求の2つを行うのですが、派遣先への請求は、基本的に通勤経路の場合には請求しません。でも派遣元への請求は、通勤経路を含めて請求しますので、すこし手間がかかります。
また事務所への出勤でも、交通費は一旦自腹で建て替えるのですが、これが意外に大きな出費になってしまいます。いや、請求すれば戻って来るんですが、それは月末ですから、それまでの間は立て替えになってしまうので、やはりちょっとキツイ事もあります。
以前は定期を使う事で立ち寄れた場所も、今はSuicaにチャージして支払いをしています。
◆雑感まとめ
とまあ、私が2年間テレワークをやる中で、こんな事が変わったと感じています。もちろん、これ以外にも様々な事があります。
職場というのは、以前は仕事仲間が同じ空間で仕事をしていました。しかしテレワークになると、この「同じ空間」というのが無くなってしまうのです。確かにMS-TeamsやZoomで複数の人とネットワークを介して交流する事は可能です。実際に今の職場でも意識ある人達は、何気に雑談の時間を取っています。でもやはり「自宅籠り」の様に仕事をしている事から、そこで孤立化してしまうという事は、どうしてもある様です。
雑談したい時に、近くに雑談できる人がいないというのは、それはそれで辛い事もあるのではないでしょうか。
あと管理者としては、メンバーの管理には、今までに無かった事で気を使わなければならない様です。
私は管理者ではありませんので、具体的な事をここで書く事は出来ないのですが、今まで目の前で勤怠の姿勢や行動を見れたのですが、それが見えなくなっていますからね。まあメンバーの勤務状況の観方というか、それを評価する軸の一つとしては、決められた期日までに、決められた仕事が完了しているか。そういったマイルストン管理が重要にもなってくるのかもしれません。
以前は「5分前に机に座って、パソコンを立ち上げていろ!」と言われもしましたが、自宅が勤務場所になり通勤も無くなってしまうと、そういう仕事の姿勢にも変化が求められるのでしょうね。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
IT雑貨屋をこれからもよろしくお願いします。