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パソコン自作

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昨今パソコンの自作マーケットは縮小気味ですが、今後ますます衰退の方向かもしれません。

パソコンの自作を始めてからかれこれ20年くらい立つわけですが、考えてみればずいぶんと変遷がありました。

当初はUSから部品を輸入したほうがコスト的にも安い時代(日本ではNECのPC98が全盛で、DOSV市場が立ち上がる直前くらいの時)がありました。

その後、わざわざ輸入しなくともPCの部品を販売する店が秋葉原や大阪の日本橋にできて、完成品を購入するより自作のほうがずっと性能が高く安い時代がありました。

そしてPCの製造メーカの寡占化が進んで大量発注による部品のコストダウンが進み、自作するより完成品を購入するほうが安い時代が来ました。

しかし、性能を追求したりいろいろなハードウェア的なバリエーションを楽しむという点ではまだまだ自作なりの面白さがありました。

そしてCPU、メモリー、SSDなどのハードウェアパーツの進化に伴い、2,3年前より性能および機能的にはどんなマシンでも問題ないレベルとなりかつ2,3年落ちの古い機種でもまったく日常の使用に支障がない状態となりました。

こうなると自作を行う意義というのは実用的な意味ではほとんど消失してしまったこととなり、あとは純粋に趣味の世界が残るだけとなりました。

寂しい状況になりつつあるわけですが、今後もなんとかこの市場が存続することを期待しつつ、PC自作という趣味は続けていこうと思います。

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