飲酒会食で感染リスク約5倍:国立感染症研究所調査
飲食店や酒販店への不当な弾圧だという報道が増えている昨今。あまり報道されていませんが厚労省アドバイザリーボード提出資料 国立感染症研究所の分析データによると、飲酒会食で感染リスクが約5倍増えていることがわかりました。
このデータについて、尾身先生が西村大臣と一緒の会見で説明されています。
「飲食店ばかりなぜ責めるの?」「お酒に罪はない」とかの気持ちはわかるのですが、3人以上での会食を過去2周間で2回以上行ったら、感染リスクが2.5倍に上がるということがみえてきました。それが飲酒を伴う3人以上の会食が2回以上で約5倍とさらにリスクが上がるわけです。
元の資料では国内旅行でもリスクが約1.5倍程度あがるかもということがわかりますが、旅行と比べて会食、特に飲酒会食は顕著なリスクがあることがわかりました。
2人の会食は安全なのか?
ここではレポートされていないのでわかりません。ともあれ、2人の会食は、一緒に住んでいるとか長時間一緒に定期的に過ごすような特別な関係の人とのケースが多そうに思えるため、そういう関係の方だけの、換気がいい、他のグループと十分離れている会食はそれほど影響が出ない可能性が考えられます。
ワクチンが有効になるまで、飲酒会食は控えるのが自分のため、人のため
政府や東京都の手続きの不備が指摘されていますが、いずれにしろ、デルタ株が3割を超え感染の急拡大が想定される今、3人以上というか、日頃密に接していない人との飲酒会食は控えるのが自分のためであり、人のためにもなりそうです。ワクチン接種が日本でも徐々に進んでいますが、今、重症者数が増えていて問題になっている40代や50代のワクチン接種率があがるまでまだ時間がかかりそうです。自身がワクチンで守られているだけでなく、周りも感染率が落ちている状況が来るまで、飲酒会食は控えるのがまずは自分を守ることになりそうです。