メールの代替としてのSNS
最近、社内SNS導入の話の関係で、SNSについて
調べているのですが、最近のSNSは、メールの代替
としての新たなコミュニケーションツールとして使われている
ようです。
たとえば、例をあげていくと、
今年の1月1日に、「明けましておめでとうございます」と
日記をUPしている方が、昨年と比べて数多くいました。
つまり、これは、従来、メーリングリスト上に流していた
年賀メールが相当数、mixiに代替されていたように思います。
極端な例としては、私の友人はmixi上に、
近況報告の日記を書き、それを、彼の兄弟だけが
コメントをするという、傍から見ると、
「直メールでやれよ」といったやりとりを行っています。
さらに、面白いと思ったのは、とある知人が、海外から
日本に帰ってくるとき、「東京での連絡先は、○○です。」
と携帯電話のアドレスをさらしていたこと。
危険と言えば危険だが、公開の範囲を友人限定に
していれば、メールで流すのと同じという感覚があるのかもしれません。
なぜ、こういうコミュニケーション形態が増えたのか?
たぶん、メールは双方向のツールであるが、BLOG、日記は、
一方通行、独り言のメディアであり、そのほうが楽だからなんでしょうね。
メールだと、相手の立場を考える必要があるため、文章にも
一応、気を使う人が多いと思います。ただ、mixiの場合だと、
自分の独白を書き、返答は必要としないため、お気軽で、便利ですよね。
また、先ほどの携帯電話の例でいうと、携帯の番号を友人に
メールで送ると、「東京に来たんだから、連絡してね」という
押し付けのメッセージになってしまうけど、mixiに日記をUPしたの
だったら、基本的には、受身の立場になることができます。
「そんな受身のコミュニケーションで良いのか」という思いは、
個人的にはあるのですが、「自分の思い」を簡単に外に出せるというメリットを
生かしていくことが、SNSの上手い使い方ではないかと思っています。