会社員でもできる社会貢献活動
九州地方で震度7の地震が発生しているというニュースが相次いで放送されています。被災地では生活物資に困っている状況で、5年ほど前に発生した東日本大震災を思い出します。日本に戻ってきてすぐに東日本大震災が発生したのでその時のニュースは今でも鮮明に覚えています。
直ぐにでも助けに行ってあげたいという気持ちがあったと同時に会社員としての責任もありました。また、家族の事も考えなければなりません。このようなジレンマを感じた方は多分私だけではないでしょう。
その時に思いついたことは現地に行かないでも寄付金を募ればよいではないかという事でした。次に考えた事はどのように寄付金を稼ぐかです。
長い海外生活で英語が多少できるので震災後直ぐに地元のコミュニティーセンターで「検見浜でEnglish」という英語クラスをを立上げ、そのクラスへの参加費を寄付金として使うことでした。最初は月に1度で始めましたが、もっとクラスをやってくれという要望があり今では隔週で活動をやっています。
正直、今でも人に英語を教えられる立場ではないと思っていますがクラスに参加してくれるメンバーに少しでも喜んでもらえるコンテンツを提供し共に学んでいくという方向で楽しませてもらっています。
一人の会社員では大きな事はできないかもしれませんが、小さな社会貢献ならできるのではないかと恐る恐る始めたクラスも既に5年目となりました。最初の3年間は東北大震災への寄付、昨年はIBMが提供しているCSCという海外支援活動で行ったペルーの学校へ寄付をしました。
参加者と共に学び、参加費を寄付金として送金するという小さな社会貢献であれば仕事で学んだ知識や経験を活かせるのではないでしょうか。今年は九州地方の地震で避難している方たちのために
Alone we can do so little; together we can do so much (by Helen Keller)
1人では少しのことしかできないが、皆で力を合わせればもっと大きなことができる
の精神で取り組みたいと思います!
検見浜でEnglishのWebサイト http://rio-san.cocolog-nifty.com/