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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

ネクタイの上手な選び方

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先日、日経新聞からのご依頼で、スーツの選び方に関する特集に、ファッションの専門家として取材協力させていただきました。

その時の記事はネットでも見ることができます。→こちら

スーツの選び方や着こなし方もしっかりと載っていますのでよかったらご覧ください。


ところで、もうすぐ新年度。
転勤や異動などで新天地で頑張ろうと意気揚々の方、そして新入社員の方。
どのようなネクタイをお選びになりますか?

本日はネクタイの選び方について取り上げたいと思います。

ネクタイは体の真ん中にあるものなので、もっとも注目が集まる場所です。
だからこそ、ネクタイひとつで相手に対する印象も変わるのです。


まずはネクタイの色について・・・


赤・・・自己をアピールするには最も適した色です。自信を持ちたい時に身に着けると、積極性や勇気をもたらしてくれます。ただエネルギ

ーの強い色なので、攻撃的なイメージを与える可能性もあります。

青・・・誠実で真面目な印象を与えることができます。青が濃くなった紺でしたら、落ち着いて頼りがいのある印象を、青を薄くした水色で

したら、明るく優しい印象になります。

黄・オレンジ・・・明るく親しみやすい印象を与えます。社交的な色なので早く周りに溶け込みたい時に効果的です。

緑・・・穏やかで優しい印象を与えることができます。協調性が欲しいとき、安心感が欲しいときに適した色です。

ピンク・・・優しく温かい印象を与えます。つけている本人はもちろん、周りにも愛情や思いやりを与える色です。


グレー・・・個性を抑え、目立たなく、真面目な印象を与える色です。受け身に行きたい時には最適です。

黒・・・人に威圧感を与える色です。オシャレな色ですがビジネスにはあまり向きません。

 

次にネクタイの柄について・・・


無地・・・正式なビジネスシーンにはピッタリです。都会的で洗練された印象を与えます。

小紋・・・こちらも正式なビジネスシーンに用いることができます。堂々と落ち着いた印象を与えます。

水玉・・・小紋同様、正式なビジネスシーンに使用できます。上品でエレガントな雰囲気をかもしだします。

ストライプ・・・フレッシュで爽やかな印象を与えます。ストライプの幅によっても印象は変わってきます。


チェック・・・カジュアルで親しげなイメージを与えます。色柄によっては平凡に見えることも。

 

最後に、ネクタイの素材ですが・・・


一昔前はシルクが当たり前とされていましたが、最近は100円ショップのポリエステルのネクタイでも様々な色やデザインのネクタイが売られており、愛用者も多いのではないかと思います。

聞くところによれば、「カレーうどん」などをよく食べる人の間では100円ネクタイが重宝されているとか(笑)
確かに、ネクタイの汚れは目立つので、高価なものでもシミがあると、安っぽく見えます。

また、夏など汗で汚れたりシミになりやすい時期も、100円ネクタイを愛用する人が多いそうです。

ただシルクと比べて、艶や光沢といった面で劣るのは仕方ないようです。


 

ところで、新入社員にふさわしいネクタイですが、あまりにも派手なものや大柄のものは避けた方がいいようです。
あまり神経質になることはないと思いますが、爽やかでフレッシュな印象を与える、水色のストライプなどはおススメです。

「自分が人にどんな印象を与えたいか」「人からどんなふうに見られたいか」ということを考えながら、ネクタイを選んでみてはいかがですか?


 

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