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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

スーパークールビズで気をつけるべき三つの理由

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皆様こんにちは。カラーコンサルタント・イメージコンサルタントRosaの山田美帆です。
今日の東京は暑くなりましたね。節電のため電車の空調も控えめなので汗ばんでしまいます。

先日環境省が、東日本大震災に伴う夏場の節電対策として、これまでのクールビズより一層の軽装を促す「スーパークールビズ」を6月から実施することを発表しました。昨年までのクールビズではご法度だった、「ポロシャツ」「アロハシャツ」「Tシャツ(ただし無地)」「ジーンズ(ただし破れてないもの)」「スニーカー」「サンダル(ビーサンはNG)」が認められるようになったそうです。
他省庁や地方自治体、民間企業にも導入を呼びかける方針だそうですが、果たしてその格好がビジネスシーンで通るのか、物議を醸しているようですね。

普段から「ビジネスシーンにふさわしい服装」について厳しく語っている私ですが、今年はスーパークールビズに賛成です。確かに取引先や社外の方と会うときは、それなりの格好は礼儀として必要ですが、あまりにも暑いと仕事もはかどらないですよね。また、冷房温度を高めに設定することは、冷え性の女性にとってもありがたいことです。

ただ、かなりカジュアルな格好をしてもいいからと言っても、あまりにもだらしない恰好は、周りにも不快感を与えます。
次の点には気を付けましょう。

1.清潔感は大事
「ちゃんと洗濯をしているから大丈夫!」と思われた方、それは「清潔」であって当たり前のことです。清潔感というのは、「さわやかに感じさせる服装」のことです。よれよれのシャツを着てたり、穴の開いたパンツを履いてたのでは、いくらきれいに洗濯をしてても清潔感は出ません!!だぼだぼの服や、シャツがビロ~ンとパンツからはみ出してると、清潔感がありません。人が嫌悪感を抱かない格好をしてくださいね。

2.オンとオフの区別をつける
会社は仕事をするところです。そこに遊びに行くような恰好や家でくつろいでいるような服装で行くと、気分的にもオンとオフのけじめが難しいでしょう。おしゃれ、もしくはだらしないのは本人の勝手ですが、それはプライベートな場面だけにしましょうね。

3.服装は思いやりです
いくら自分の会社がスーパークールビズでカジュアルな格好が許されても、相手がそうでない場合もあります。その時は相手に合わせましょう。そのためには普段からロッカーなどにスーツを常備しておくといいと思います。場面ごとに臨機応変に対応できるのがいいですね。


ところで、アロハシャツというと、どうしても遊び着のイメージもありますが・・・
このご時世、暗い服ばかり着ていると気持ちが沈みがちになってしまいます。ただでさえ、節電で世の中が暗いので、せめて明るい色の服を着たほうがいいのです。
その点アロハシャツは、色も柄も楽しいものが多く、人々の気分を明るくしてくれます。だから可能であれば、とてもいいのではないかと思います。

洋服の色は、着てる人だけじゃなく周りの人にも影響を与えます。
世の中少しでも明るくしたかったら、みんなで明るい色を着ましょうね!

 

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