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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

ひな祭り~色いろなお話~

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明後日3月3日はひな祭りです。


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ひな祭りと言えば、「桃の節句」ともいいます。
このおひなさまの隣にも桃が飾られています。

なぜ桃かと言うと、桃が咲く時期でもあることと、それ以外に、桃の木が邪気を払う神聖な木であることからきているそうです。
そこからも、鬼退治に行ったのが桃太郎という話は納得いきますよね。

また、ひな祭りはもともと厄払いの行事とされていました。
紙や藁を人型にくりぬき、娘の代わりとして、病気や災難などをすべて託し川に流したとされています。
現在でも流し雛を行う地域はありますが、このような考えがまだ残っていることから、おひなさまをいつまでも飾っておくと婚期が遅れるという迷信が残っているようです。
他にもおひなさまは片づけるのが面倒なので、片づけ下手はいいお嫁さんになれないという説もあるそうです。


ところで、ひな祭りと言えば菱餅。菱餅の色にも意味があるのです。

ピンクは赤と同じで、生命の象徴という意味があります。あとは魔よけの色でもあるのです。神社などの鳥居が赤なのもそこから来ています。
白は純潔や子孫繁栄の意味があるそうです。また冬の象徴です。
緑は成長の色。春になって新芽が出てくると、何かうれしくなってわくわくしませんか?

3色を重ねることで、長い冬の後、草木は芽吹き、ピンクの花を咲かせる・・・つまり春になった様子を表しているわけです。
ピンクの季節も、もうそこまで来ていますよね(笑)


さて、桃太郎と言えばこのような話を聞いたことがあります。
川の向こうから、桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきた時に、普通の人だったら、そんな大きな桃が流れてきたら、びっくりして、おじいさんを呼びに行ったり、怖がって拾わないですよね。それを拾って家に持ち帰ったおばあさんこそ、チャンスを逃さずに掴んだということなんだそうです。
私も目の前に来たチャンスを逃さないように頑張らなくちゃ!!笑

 

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