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ソフトウェアは私たちに幸福をもたらすことができるのか

死屍累々の後には花は咲かないのか?

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 新たな一歩。

 米国再進出を計画してから実に一年半。今日、Infoteria USAのPresidentとなる江島健太郎が成田から米国に向けて飛び立ち、インフォテリアの米国展開第2章に向けての旅立ちの日となりました。

 実はインフォテリアが米国に進出するのは、これが2回目となります。1回目は、2000年に米国Massachusetts州Beverlyに現地法人を構え、XMLツール群の販売を開始しました。現地のXMLベンダーに負けず劣らず強気のプランを立て、玉砕。数億円の投資をほとんど回収できないままに終わりました。

 今回インフォテリアが米国に再進出するにあたっては、前回の失敗を引いて懐疑的な意見も結構あったのですが、もともとインフォテリアは世界的に通用するソフトウェアを提供するために作った会社です。1回失敗したくらいで諦めるわけにはいきません。「今度はうまくいく保証があるのか」と問われたこともあります。同じ失敗は繰り返しませんが、成功する保証もありません。日本のエンタープライズ用パッケージソフトの米国進出が死屍累々であることも十分承知しています。では、

 死屍累々の後には花は咲かないのか?

 私たちは、「それでも花は咲く」と信じています。日本からは成功した会社しか見えないシリコンバレーだって実は死屍累々です。また、これまでが死屍累々だからといって未来永劫花が咲かないということはありえません。まだ誰にもできていないからこそチャレンジする意義が極めて高いし、想像するだけでアドレナリンが湧き出てきます(笑)。そして、私たちはその花を咲かせる一人となりたいと願い、再び太平洋を越えるのです。

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