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簡単そうで意外と細かい手順と心配りが必要な「事務局」。ビジネスセミナー、周年パーティ、小規模勉強会からPTAイベントまで、事務局の現場から、企画からスムーズな運営、場づくりの失敗と成功を紹介します。

どたばたオフィスシェアリング[1]起業

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kaminarimon.jpgオプンラボは2010年4月、オフィスシェアリングで会社をスタートしました。シェアしているパートナーは、岡田直子さんが代表の株式会社ネットワークコミュニケーションズ。最初はレンタルオフィスに入り、現在はワンルームマンションをオフィスにしています。

収入が安定せずコストがかかる会社設立時に「台東区雷門」という、名刺交換時に会話のきっかけになる地名でオフィスをシェアするというところからスタートできたのは幸運でした。(左:小林、右:岡田さん)

 

浅草駅からゼロ分の立地


岡田さんはベンチャーの株式会社ECナビ(現、株式会社VOYAGE GROUP)で広報の立ち上げ、経営本部長をつとめ、2009年に、広報コンサルティングのネットワークコミュニケーションズを立ち上げます。私も前職ロフトワークで広報をしていたとことと、ECナビとロフトワークが徒歩3分のところにあり、お互いが企画する勉強会に声をかけあうなど、時々連絡を取り合っていました。


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最初は自宅をオフィスにすることを考えていたのですが、一足先に浅草の自宅で会社を立ち上げていた岡田さんに「会社を作ろうかと思う」と話したところ、「そろそろオフィスを持ちたいのでシェアしない?」と声をかけてくれたのです。「銀座線の浅草駅の真上にレンタルオフィスがあって、前から目をつけていたんだよね」

uchiawase.jpg早速下見に行くと、江戸通りを見下ろせる6階の窓際の部屋があいていました。窓が大きくて明るく、机やイスなどの最低限のものがある。私も自宅から電車一本で来れる。正味2日ほどで「ここで」と決めました。

通常4人が入れるスペースの部屋に、窓に向かって机を2つ並べて仕事をし、残りの机はプリンター台として、もう一つは打ち合わせ机にレイアウトして、新しいオフィスをスタートさせました。

金銭的な部分だけでなく、2つの会社の業務も親和性が高い、ということも一緒になる理由でした。企業広報を強みとする岡田さんと、第一線で活躍する人を招いたセミナーやイベントを得意とする私は、どこかで一緒に仕事もできるだろうと考えたからです。

駅からゼロ分という好立地のオフィス。けれども1年後、引っ越しをすることになります。

(オプンラボ 小林利恵子)

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