先週金曜日のWindows BSoDに思う
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先週金曜日に発生した、WindowsのBlue Screen of Death (BSoD)、これを読んでいる中にも巻き込まれた方がいらっしゃるでしょう。1台毎の作業が必要なようですから、もしかすると、未だ復旧作業中の方もいらっしゃるかも。僕は幸いにして影響を受けませんでした。関係は不明なものの、たまたま通ったマクドナルドが閉まっていたくらい。
日本だけでなく、世界中の多くのビジネスが影響を受けました。人命に影響していなければ良いのですが。
改めて、このようなトラブルの実力を思い知らされました。システムレベルのソフトウェアでリモートから更新可能。悪意を持ってやられたらと想像すると、ゾッとします。
CrowdStrike社が今回の件の詳細と称する一文を出しています。
Technical Details on Today's Outage
これによると、同社のFalconの設定ファイルの一つで、名前付きパイプを評価する設定ファイルにWindowsが落ちる論理的エラーがあったとか。落ちたのは同社Falcon自身なのか、Falconの評価結果を起因とするWindows側なのか、書かれてはいません。いずれにしても、テスト不足でしょうけど、設定ファイルの配信は一日に数回実施されるそうで、テストにも限度がありそうです。真の原因の分析は継続とのこと。
このような事象にユーザー側ができる対策はあるでしょうか。一つのシステムへの依存の回避? ある程度はできるでしょうが、どこかに穴がありそうです。今のコンピューターシステムとアーキテクチャーでは、根本的な回避はできないかもしれません。
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