マイナンバーカード、スマホに入る
4月15日に総務省が検討経過を発表していました。
「マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載等に関する検討会」第2次とりまとめの公表
これによると、多くのAndroidスマホはGlobalPlatform Secure Element仕様に対応しており、それを利用して、ほとんどそのままマイナンバーカードを取り込むようです。そのため、同仕様に対応していないiPhone (iOS)は当面対象外。電子証明書とIDの収納ならば、他の仕組みでも可能でしょうけど、今更マイナンバーカードの仕組みは変えないでしょうね。
iPhone (iOS)の方は、当初予定より遅れてこの3月にドライバーライセンスとIDを収納する仕組みが動き出しました。
Apple launches the first driver's license and state ID in Wallet with Arizona
これは、ISO/IEC 18013-5:2021 Personal identification -- ISO-compliant driving licence -- Part 5: Mobile driving licence (mDL) applicationに従っているようですが、残念ながらAppleの開発者向け資料からは見つけられませんでした。一般向けには必要ないので、公開していないのかもしれません。僕が見つけられなかった可能性もありますけど。
個人的には、マイナンバーカードより、普段持っていなくてはならない、運転免許証やパスポートをスマホに入る方が便利です。政府は無理やりマイナンバーカードの応用を増やしている印象ですけど、今の機能ならば、マイナンバーカードは年に数回しか使いませんから、持ち歩く必要がありません。