Bluetooth LE Audioの解説をちょっと読んでみた

Bluetooth 5.2で追加された、Bluetooth LE Audioが最近話題になっていて気になったので、以下の解説をちょっと読んでみました。
Bluetooth®LE Audioのご紹介

ただし、このドキュメント、紹介と言いつつも315ページもあります。そのため、単なる技術的興味の僕が読んだのは最初の2章、60ページ程度のみ。開発するなら当然、本書に続いて、仕様書も読まなくてはならないでしょうけど。

1章は"The background and heritage"として、Bluetooth、特にオーディオ関連の歴史が紹介され、2章は"The Bluetooth® LE Audio architecture"として、Bluetoothの規格制定手順から始まり、BLE Audioの要求分析、構成が紹介されています。以降の章で、追加された仕様がそれぞれ細かく説明されています。

規格制定の発端は補聴器だったそうで、それにさらに通常のオーディオ機器や、AirPodsのような完全ワイヤレスヘッドフォンまで含むようになったため、大きな仕様です。そのためだけではないかもしれませんが、規格制定に8年もかかっています。

仕様には、音声ストリームのブロードキャスト、再生機器に複数オーディオソースの接続、新たなCODEC (LC3)、等まで含みます。

オーディオソース、ヘッドフォンの双方とも、色々な応用が考えられそう。製品が楽しみです。